僕らはみんなユニバースの一部

Date

HSKキネシオロジー。心の中のストレスの種。フィリピンに来ましたので、浅い付き合いながら長く続いているお友達と再会しています。どの人とも、まるでブランクがなかったかのように過ごしています。浅い付き合いと言いながら、いろいろなバックグラウンドを持つ人たちが世界中から「フィリピンでに住みたい」という理由でここにきて出会う。でもフィリピンは7100も島があるのに、この島を選び、この島の中でもこのビーチを選んで訪れて何年も顔を合わせているのですから、ご縁だなと思います。

あまりにもバックグラウンドが違い過ぎた人々とユニバースのモザイクの一部になると話さなくてもいろんなことが見えてきたりするものです。忘れてしまいたい過去があるとか、これがあれば私の、僕の人生は完璧なのにと思っている何かがあるとか、パートナーと常にライバル意識がある状態で一緒にいるとか。だから誰にとっても「ストレスのない人生を生きる」と決めないと、そういう人生はあり得ないのだということも見せてもらいます。ユニバースの多様さに驚くばかりです。

わたしも長らく、虐待された子供時代の記憶を自分の意思で思い出さないようにして生きてきました。それを思い出した後の反動みたいなものもたくさん経験させてもらっています。今も体験中です。やっぱり自分が自分に優しくしてあげることによってしか、自分が許せなかった人や許せなかった体験を手放すことはできないようです。自分に優しくするとは、自分がしたいことを自分に許して、させてあげることです。

脳は忘れないので、あるきっかけで思い出してしまうのです。自分が過去の体験を感じないようにするとは、そこにつながるような神経や思い出に、全部結び目を作って止めているようなものでしょう。それをほどいて、エネルギーがまっすぐに通るようになったら、なんでもっと早く手放さなかったのだろうと思うと思いますよ。特にもう自分の虐待者がこの世にいないなら、なおさら自分がやりたいことをさせてあげて、自分に優しくして、その虐待者を一刻も早く許すべきだと思います。

わたしにとって、そのカギはここ、フィリピンにあります。プエルトガレラにはテクニカルダイビングがしたくて来るようになりましたが、カギはスキューバダイビングにあるようです。

あなたにとってのカギはなんでしょう。わたしたちはその時を耐えて今まで生き延びてきたので、もう怖いことはありません。HSKキネシオロジーでは、個人の潜在意識を本人の顕在意識とつなげますが、手放す体験は本人が選択して、許可した分だけ経験できます。すべては過程。大丈夫ですよ。

More
articles

Work, Walk, Law, Low——わたし達の一音

発音の正確さは、通訳・翻訳の「見えない信頼」を支える技術です。AIのパイオニア、Babak Hodjat 氏のもとで働く世界トップクラスのエンジニアたちは、文脈や異なる言語体系(!)で互いを理解しています。わたしたちは通訳。一音の精度を上げ誤解を生まないよう、日々訓練を重ねています。

空のように、私のノートの取り方もかたちを変えていく。それでいいのです。

逐次通訳のためのノートテイキング

逐次通訳では、ノートテイキングが訳出を左右します。 端的に言って手元に文字起こしとか、原稿に近いものがあれば、それを読めば正確に訳出できるのです。一つひとつの言葉、数字、そしてニュアンスを話すスピードに合わせて書き留めるのは、匠の技です。今日は速記と抽象画のあいだのような芸術の話をしようと思います。

優秀な通訳、溝をつないで次のステージへ

優秀な通訳チームはどこにいる?

P社というフィンテック企業で働いていた頃のことを、しばしば思い出します。 数ある通訳の現場の中でも、あの時期が特別だったのは、「優秀なチーム」を全員が作っていたからです。では、どうやって?