ふらの温かさは命の温かさ

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ふらと日用品の話。ふらは地球の自浄作用を担う微生物や細菌にダメージを与える合成洗剤などを使わずに、自分の身体や生活環境を清潔に保つことができる日用品です。近年、滅菌、消毒効果を謳ったウエットタオルやジェルなどがよく出回っています。Dr. カールもあるポッドキャストで話していましたが、滅菌・消毒の効果を謳うのは、消費者に物を買わせようとする戦略であって、わたしたちの生きる環境にはあまり意味がないのです。

この世の中はたくさんの微生物や細菌のコロニーでできています。わたしたちの身体も常在菌のコロニーで、細菌の活動が生体活動です。「自分は一人で生きている」と思ったら、実はそうではなくて、わたしを構成するたくさんの命の集合体なのです。そして目に見えない微生物や細菌のほとんどは、身体に悪影響を与えないものです。このことから考え方としてはいい細菌のコロニーを増やして、身体に悪影響を与える細菌の数を少なく保つというのが理にかなっています。

小さなお子さんがいるママさんは神経質に滅菌や消毒をしてしまうようですが、例えばの話、消毒したところに身体に害を与える悪玉菌が一番乗りしてしまった場合は、その悪玉菌が住みやすいコロニーができてしまいます。あまりせっせと滅菌・消毒をやらない方がいいのは自分たちの常在菌を健全な状態に保つためにも必要なことです。

ふらのお話会に参加すると、前島社長が「条件が合うと命の活動が始まる」話をしてくれます。発酵学を勉強した社長は、発酵して円熟の方向に向かう世界をふらが作ってくれるという話をしてくれます。大豆を例にして、発酵食品である味噌にすると、何年も生きていて美味しく食べられますが、豆腐にした場合は数日で腐ってしまう。

ふらのタオルは植物タンパクの結晶です。わたしたちの身体が持っている水の結晶とミネラルの結晶が3つあわさることにより、生命力に変換される。身体を腐敗していく世界から発酵の世界に誘導してくれるという話をしてくれます。だから気持ちいい、癒されると感じるのです。

わたしはふらの糸を短く切ったものを口の中に入れて眠ることを習慣にしています。翌朝起きたとき、口の中がさっぱりしていても口臭も少なく気持ちいいのです。これは口の中の細菌のコロニーが寝ている間にも良好な状態に保たれていることの証明だと思っています。ふらのある生活は、身体を守ってくれる細菌のコロニーを自分でバランスを取ってコントロールしていくという、とてもユニバース的な考え方だと思っています。

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