わたしたちはみんなでユニバースを作る

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わたしはマーピープルです。マーピープルは海の民です。しかし、わたしには海のそばで暮らすこと、海のそばに行くことを自分に封じた数年間がありました。フィリピンの最初の移住から日本に帰った後、母の介護に関する現実が辛すぎて、海のそばに行ったら自分の心が折れてしまうと思ったときです。岡山にお友達を訪ねて行ったとき、心の準備ができていない状態でいきなり瀬戸内の海に出ました。あの時の気持ちは忘れられません。どうしても海の水に触りたかった。

今、フィリピンのプエルトガレラで潜っています。わたしが「フィリピンの海で潜っているな嬉しいな」と思わせてくれる、おなじみの生物たちがいます。アンティアス、ピグミーシーホース、ベラ、ウミテング、オオウミウマ、グルクマ、カスミアジ。本当に幸せな気持ちで潜りました。そして、そんな素敵な環境にいて、インストラクターをメインとして仕事を再開しようかと思ったときに、メッセージが下りてきました。それは、結構手痛いメッセージで「ここはあなたの故郷だからいつ帰ってきてもいいけど、あなたはほかにやることがあるでしょう」というものでした。

そのメッセージをもう少し詳しく理解したくて、目の前に広がる海底世界をもう一度、今度は3つ目の眼で見てみました。何も手痛いことはないのでした。目の前に広がっているのは現実だけです。わたしがダイビングのインストラクターを職業としていた時、わたしは他に何もできることがなかったのです。今は、キネシオロジー、ウォーキング講習、足反射区療法、体重のコントロールや病気のために排毒が必要な人に代謝に必要な基本のお塩・黒糖・油を知らせることができるし、ふらのタオルを使って自分の身体を構成する微生物や細菌のコロニーのことをお話することもできます。そしてそれはすべて、海の環境を守るために大切なことでもあります。

薬はムダに飲んでいる人が多いのだそうです。飲んでいる人が身体で分解できなくてそのまま排泄して、下水や浄化槽の微生物が死んでしまうので深刻だそうです。使わなくてもいい合成洗剤を使った排水が流れて出ることも併せて海を汚すことを止めてくださいと声を上げることができます。

アースエンジェルであるわたしたちには必要なことがあります。自分を信じることです。自分を信じるためには、自分の資質や、自分のこの世で育ってきた環境を振り返ることも、とても大切です。それがつらい過去であったとしても、3つ目の眼で見てみてください。あなたの存在を否定する経験ではなかったはず。だから、大丈夫ですよ。

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A社商談での現実体験

その日の通訳は、ドメイン外だった。テーマは A社と設計ツールの導入商談。 しかし設計の知識も、CADの実務経験もゼロ。
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繰り返し自分に言い聞かせていたのは、3つの「言霊」だった。