アサーティブネス

Date

英語でassertivenessと言うと「自分はこうなのだ!」と声高に宣言するような、一方的で圧倒的なイメージがあるようです。しかし、ドリーン・バーチュー監修のアサーティブネスコーチングはそういう行為を指していません。アサーティブネスとは、自分を肯定すること、自分の気持ちに正直になること、そして自分の正直な気持ちを相手を思いやる方法で伝えることを指しています。

自分の意見を伝える。簡単なようで難しいことです。表現するときには攻撃的、受動的攻撃性(passive aggressive)、自己肯定できた状態で伝えるパターンに分かれます。自己肯定して、自分の不快な気持ちを表すとはどういうことでしょうか。

自分のニーズを後回しにして人の面倒ばかり見ているような与える人(Giver)タイプは、いつも疲れていませんか?
自分の思いを表現しなかったり、自分のやりたいことを後回しにして人の面倒ばかりを見ているとは、疲れてばかりではないでしょうか?
せっかく時間があっても、無駄にSNSやドラマを見て時間が過ぎてしまいませんか?
そして肝心の相手からは「頼んでないのに自分がしたかった」というフィードバックを得ることでしょう。

「ごめん、ちょっとトイレに行きたい」と言ったときに、今はダメという人はいるでしょうか?
いないはずです。だから、自分がしなくてはいけないことをしようとするときにそれを止める人は普通はいないはず。それを止めるような人は、面倒を見てあげる価値がある人でしょうか?

まずは、自分の状態を確認してみましょう。

自分はこうしていたい。

自分は面白くない。疲れた。やめたい。

自分はあなたと一緒にいても、決めて行動を起こすのはすべて自分で、支えてもらっていないと思う。

自分の状態が言葉になったら、次のフレーズを言ってみましょう。

「理解してもらえるように説明をしたいが、今時間はいいですか。」

自分の状態がアンバランスになっていることが分かるキーワードを見つけると楽かもしれません。わたしの場合は、フィリピン、ダイビング、アウトドア(ウォーキングや畑仕事)。これを言ってみて、足りないという感情が湧き上がってくると、自分の面倒が後回しになっているというサインです。

More
articles

Lost in Translation: 英語になりにくい日本語表現たち

母国語以外で話をしていると、必ず「うまく置き換わらない表現」に出会います。
英訳しても意味が通じなかったり、文化的な背景を知らないと誤解されてしまったりします。
今日は、そんな日本語をいくつか紹介します。