タガイタイでユニバースへ愛を叫んでみる

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ふらと日用品の話。今日はビーチを出て、高原のタガイタイに来ました。フィリピンのことをよく知らない自分のパートナーにわかってもらうためにぜひここを見せたいと思った場所です。今日の宿はソニアズガーデン。オーナーのソニアがもともとは土地を借りて野菜を植え始め、自分のお友達を呼んで「ソニアのシークレットレシピのドレッシング」でランチをご馳走したことからレストランが始まり、その後ベッド&ブレックファーストになりました。

わたしは銀行時代にお友達の法事の休暇についてきて、ここに泊まったことがあります。どうしてここに戻ってきたかったのか。きれいな空気だったのか、ハーブガーデンのせいだったのか、フィリピンで取れたココアを使ったホットココアのせいだったのか、フィリピンの大型ショッピングモールSMシティの創始者であるヘンリー・シーさんが、若い頃由緒のあるタアルビスタホテルで、タアル湖を見下ろしながらいつかこのホテルで食事できるようなビジネスマンになるとビジュアライゼーションした場所だったからなのか。

お庭を案内してくれたのはロニャ。彼女の話を聞いているとソニアズガーデンの仕事から休暇を取ってまとまった日数を離れることは難しそうです。オーナーと従業員の関係も、従業員同士の関係も、良好なのだそうです。ソニアの農園で働くようになったお蔭で自分の親が食卓においてくれたものがオーガニックに作られたもので、たまに食べるお肉と言ったら地鶏で、という自分の生い立ちに感謝できるようになったそうです。ソニアが「話せればいい」と言って雇ってくれたことに感謝していて、外国人に対してシャイになる自分にソニアが自信を持つことを教えてくれたそうです。その波動に合わせてみたら、この波動から離れるなんて難しいです。離れたくありません。

「フィリピンではコットンを作っていますか?」と聞いたら、聞いたことがないと言われました。フィリピンにコットンを植えたい私には最初のガッカリ。でもやってみないとわからないから、誰かに頼んで植えさせてもらおうかなと考えています。

何人かお話をしたスタッフが、全員ここから離れたくないという気持ち。それは「自分がいいものの一部になったような満たされたような気持ちとか、癒されたような気持ち」かもしれません。それは、わたしの世界では、ふらのある生活です。ふらのないところに行く必要もないし、自分が行くところにはふらを持っていきたいです。

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A社商談での現実体験

その日の通訳は、ドメイン外だった。テーマは A社と設計ツールの導入商談。 しかし設計の知識も、CADの実務経験もゼロ。
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繰り返し自分に言い聞かせていたのは、3つの「言霊」だった。