フィリピンにいる長期滞在の方へ

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90年代にセブでダイビングのインストラクターとして働いていました。2001年になって、家族の事情で日本に帰りましたが、それ以降も時折教えたり、最近では趣味としてダイビングを続けてきました。わたしの人生で良かったことはダイビングを続けてきたことでした。

自分の存在がちっぽけに思えるから。基礎的なことを学んだら、それを活かすよう考えて、オウンリスクで壮大な自然に触れることは素晴らしいことでした。

ダイビングを通して、主にフィリピンで、またほかの国の海で、世界中の国からやってきた老若男女のダイバーたちと出会いました。20年を超える付き合いとなり、大切な体験を共有してきたかけがえのない友人たちを得ました。

わたしはダイビングを楽しむために、健康管理を始めました。ウエットスーツに入る体型を保つようにするためだったり、冷えないような食べ物を考えたり、足がつりやすかったので、ジムに行くようになったり、乾燥空気の詰まったタンクから呼吸するので、脱水症状を起こさないようにするため、水分補給などを考えるようになりました。これはライフスタイルとしても大切なことばかりだったのです。今からでも遅くありませんので、皆さんも始めてはいかがでしょうか。

病気で「手術をしますね?」と回答を迫られたこともありましたが、結局手術はしないことを選びました。常にダイビングをしたかったので、別の方法で健康をというか、病気を管理してきました。これも今ではさらりと言えますが、当時、経済的なこと、将来の家族の計画、常に病気が体にある恐怖など、総合的に考えて決断したことでした。これが実は相当怖かったのでした。今では、ダイビングを大切に考えたからこそ、手術を選ばなかったのだけれど、それでよかった。結局、吉と出たと思っています。

フィリピンでは、いくつかの条件がありますが、リタイアメントビザを申請すれば永住権が得られます。フィリピン人は明るいしオープンです。気候も過ごしやすく、自分のお財布具合に合わせてた生活スタイルや場所が見つかります。なので、われわれ日本人にも暮らしやすい国だと思います。年金の受け取りをフィリピンの銀行に指定することもできますので、冬のない国で老後を考える人も少なくないと思います。

で、フィリピンにいる長期滞在の方で、まだダイビングをしたことがない人、クリスマスにプエルトガレラのアジアダイバーズに来ませんか?

体験ダイビング、オープンウォーター・ダイバーコースなど、初心者用コースを担当させていただきます。お問い合わせください。

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