不老不死

Date

楽reと排毒の話。美容と健康と言いますが、健康になるということは年の割に若いということでもあります。古代から中国の皇帝や、エジプトのクレオパトラや、錬金術師も不老不死の薬を求めていました。人類が病気にならないよう常に若く美しくありたいと思っていたことが分かります。

わたしにとって不老不死の薬はいいお塩と、糖分と、油(と酵素)です。

プエルトガレラでお友達のために晩御飯を作るチャンスがあり、インド料理を作りました。スパイスが全種類なかったので、排毒の力が強い大平塩田のお塩をたっぷり使って、お鍋の中で味見をしたときに、塩分きつめに仕上げましたが、お友達の家でお皿に盛りつけたときにはちょうどいい状態になっていました。

いいお塩というのはそういうものなのです。なにともよくなじんでくれて、スパイスの味を引き立ててくれます。食事の喜びをギブアップしなくても、喜びはそのままに、だけど不老不死の薬は体の中に入るみたいなイメージです。

わたしがC型肝炎の治療を考えていた頃に、楽reの大平先生と出会いました。大平先生は、出会った当時も今も、変わらない元気と美しさで、今でも超至近距離で対面してもお肌の毛穴が見えません。一方、出会った当時のわたし。40になるかならないかで体内年齢が40代後半でした。

大平塩田のお塩を摂るようになって排毒が始まり、なかなかきつい好転反応が来ました。体は病気やけがをしたところに一時的に血液を送る量を減らし、痛みを感じないようにして体が日常生活を続けられるようにするという習性があります。正しい塩を摂るようになると浸透圧の差が起きて、今まであまり血が通らなかったところにも通るようになります。

血が通っていなかったために感じなかったことが、感じるようになるので一時的に体調が悪くなったように感じるのが好転反応です。体内の下水の仕事をしてくれるリンパを流す努力を始めたばかりのまさにその時、パスポートを更新したので、思い出したくなくても写真が残っていますが(苦笑)。顔もむくんでホームベース型になっちゃうし、瞼も腫れたようになってお相撲さんのようでした。

でも、やっぱり不老不死の薬でしたよ。見た目が悪くなっても、体の反応が正しいことだと教えてくれたからです。

More
articles

Work, Walk, Law, Low——わたし達の一音

発音の正確さは、通訳・翻訳の「見えない信頼」を支える技術です。AIのパイオニア、Babak Hodjat 氏のもとで働く世界トップクラスのエンジニアたちは、文脈や異なる言語体系(!)で互いを理解しています。わたしたちは通訳。一音の精度を上げ誤解を生まないよう、日々訓練を重ねています。

空のように、私のノートの取り方もかたちを変えていく。それでいいのです。

逐次通訳のためのノートテイキング

逐次通訳では、ノートテイキングが訳出を左右します。 端的に言って手元に文字起こしとか、原稿に近いものがあれば、それを読めば正確に訳出できるのです。一つひとつの言葉、数字、そしてニュアンスを話すスピードに合わせて書き留めるのは、匠の技です。今日は速記と抽象画のあいだのような芸術の話をしようと思います。

優秀な通訳、溝をつないで次のステージへ

優秀な通訳チームはどこにいる?

P社というフィンテック企業で働いていた頃のことを、しばしば思い出します。 数ある通訳の現場の中でも、あの時期が特別だったのは、「優秀なチーム」を全員が作っていたからです。では、どうやって?