家庭菜園で

Date

Prosper!!と家庭菜園の話。何をするにしても、最初に思いがないと行動に移りません。だからやっぱり引き寄せの法則はあるんだなと思います。

2年目の畑。草取りや耕す手間も慣れて、少しずつですが、一枚板のような粘土質の土も細かくなってきました。それでも発芽したスナップエンドウを植え替えるときにはまだ土というよりはやわらかい粘土の中に埋めるような感じになます。最初よりはだいぶよくなったけれど、まだまだできる努力がたくさんあります。それは何度も鍬を入れて土を細かくする話ではなく、土の改良剤になるような自然のものを用意して足してあげて寝かせて…というプロセスです。

今回受注した翻訳の仕事は第1次大戦と第2次世界大戦の間から指定されていた土地改良地区のプロジェクトの報告書です。言語にはその分野に合わせた専門性がありますが、このお仕事を通して自分は農業は関わらずに今まで生きてきたと実感しました。わたしたちが買う、食べ物として、家庭菜園で使う種として、野菜や穀類がどういうルールで検査を通って流通されているのか、全く知らないでいたなと思いました。

農機具の名前もしかり。子供の頃に昔話の本で読んだ、馬鍬という言葉。馬鍬の形は知らないままでした。現在はハローとカタカナの言葉でとってかわられているということも知りませんでした。翻訳者というよりは人間として自分の食べるものなのにそれが出来上がってくる工程をほとんど見ないで済むような社会生活をしていたんだなあと思いました。

昨日の資料では世界中で生産されている作物は「1:麦、2:トウモロコシ、3:コメ、4:綿」とありました。また世界中で農業に従事しているのは小さな規模の経営者たちで、これを国、県、自治体などが農業団地化して運営しているのだそうです。農業は生活に重要な産業で、個人と国の双方の努力が大切であって、だからこそ農業が豊かに発展する国の国民で、食べ物とその生産環境をよく理解している人間でありたいと思いました。

More
articles

優秀な通訳、溝をつないで次のステージへ

優秀な通訳チームはどこにいる?

P社というフィンテック企業で働いていた頃のことを、しばしば思い出します。 数ある通訳の現場の中でも、あの時期が特別だったのは、「優秀なチーム」を全員が作っていたからです。では、どうやって?

それでも逐次通訳が大切な理由

最近の通訳界にもAIの技術が押し寄せてきています。AI字幕、瞬間翻訳ガジェット。
そんな中でも、「逐次通訳」はまだ現場で求められていて、その理由を日々感じます。発注側が設計側に説明するとき、通訳者の訳し方と、その回答を確認しながら話を進めたいようなのです。会議の効率化のため、同時通訳を提案したいときもありますが、逐次通訳を続けている理由も、事情もあります。

A社商談での現実体験

その日の通訳は、ドメイン外だった。テーマは A社と設計ツールの導入商談。 しかし設計の知識も、CADの実務経験もゼロ。
しかし、商談成立までたどり着けた。
繰り返し自分に言い聞かせていたのは、3つの「言霊」だった。