寝言になるほどの怒り

7月頭に追突事故の犠牲者になりました。そういえばわたしの母も原付で車にはねられてむち打ちになりました。はっきり覚えていませんが、今のわたしと同じくらいの年齢でした。その後、母は首の不調を原因にして仕事を辞めたような気がします。

親子の縁というか因果は全くないとは言えないと思うのですよ。

以前、引退したFBIの捜査官と職場が一緒になったことがあります。彼のFBIの同僚が手を銃で撃たれたことがあるそうで、数年後、その娘さんも学校の銃による襲撃で同じところを撃たれたのだそうです。

斎藤一人さんのお話によると親を怨む人は、自分が不幸なんだそうです。わたしも幸せは自分がつかんだ気になっていますが、不幸になるとこんな境遇でと親のせいにしたくなる自分がいます。

これまでも何度か書いてきましたが、わたしは児童虐待を受けて育ちました。なかなかすべてを忘れて、過去を水に流すことは難しいようです。

週末、むち打ちによる片頭痛に悩まされながらの夢の中で、またしても亡くなった母に向かって文句を言おうとしていました。

あまりにも文句を言いたい衝動が大きくて、本当に口が動いて声が出そうになり、眠りから覚めました。しかし、実際のところその言葉を言いたい相手は死んでいて、その言葉を聞いてしまう人はわたしのパートナーです。

言霊って、そういうことなんですね。自分が誰かを限定して言っているつもりで、実は受け取る側は限定されていない。

わたし達は、自分の脳みそより冷静に人生見つめて生きないといけないですね。

だから親に「ありがとう」。

生んでくれてありがとう。

先に逝ってくれてありがとう。

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