正しくは、『なめんなよ!』

現在、わたしが通訳で通う会社にうつ病の40代後半の男子がいます。

噂では昔から頭がいいことを鼻にかけた男だったそうです。ある人が自分の仕事の失敗をその人に押し付けたのが原因でうつ病に病気になったと聞いています。ちなみに押し付けた側だと噂される人は、リンパ腫で休職、その後、時短で復帰しています。

宇宙には正義はあるのですねーと思わされる話ですね。

さて、このうつ病の男子は誰からも大切にされていないようです。復職しても、友達がいない。病気だろうが、病気じゃなかろうが、最近調子はどうかと聞く人はいないのです。直属の上司でさえ、見てみないふりをしているのです。

このうつ病男子は、離職はしていませんが、担当の職務もないようです。毎日うろうろと会社の中を歩いています。そして、気に入った女性にプレゼントを上げたり映画に誘ったりするのだそうです。

歩くのは1日10000歩歩くためなのか、解消されることのない欲求不満に突き動かされているのか。

こういう人はLimboにいますね。Limboは地獄の辺土で、忘却という意味もあります。誰もがその存在を忘れているところ。それは死んでいくところではないようです。この世に生きているように見える人、件のうつ病男子もそこに住んでいますね。

自分の人生が「おかしい、自分はこんな扱いをされるのは不当である」と思うなら、自分が、当然受けるべき尊敬に値するような人になるべきです。

だから自分に語る言葉を間違ってはいけないのです。正しくは「なめんなよ!」です。「威張っちゃいけない、なめられちゃいけない」のです。

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