瞑想の科学

アサーティブネス・自己肯定、自己啓発の話。わたしはエンパスで、ミディアムなので、社会生活を行うために、できるだけ、刺激物を体に入れないようにしています。そして瞑想をして、心がネガティブなものと同調しないようにしています。

ヘイハウスという出版社から本を出しているドクター・ジョー・ディスペンザのユーチューブビデオを偶然に見つけました。彼は、末期の病気を自分で治している人がいることから、瞑想の効果を科学的に神秘化しないで解明する人でした。この人の15分と48分のユーチューブビデオを一気に見てしまいました。

例えば虐待されて大人になった人。本屋さんで心理学の棚に行ってみると、アダルトチルドレン・共依存になると書かれています。そういう人たちをそうやってブランディングするのも結構ですが、本人はそれだけでは、「動物園の檻に入れられた動物」になったような気がするだけです。

Dr.ジョー・ディスペンザによると、脳の働きで説明ができます。わたしたちの生活というのは、起きて、いつものマグカップにいつものコーヒーを入れて、会社に行く準備をして、いつもの車に乗って、いつもの道でいつもの渋滞を体験しながら、昨日、一昨日と同じ会社に行って、同じような感情を引き起こす人々と会って、その日の終わりには、昨日、一昨日と同じような感情を感じて、同じように疲れて家に帰ってくるということを繰り返しています。すべて日常には変化がなく、嫌な体験があった場合には、毎日の行動のせいで、それが強調されていくという生活スタイルだそうです。

すなわち、虐待された時に、生きるすべとして学んだ「あ、来るぞ」というサインを探して生きて、その予知通りの行為を受ける、そして自分はプログラムされた通りの反応をして、自分が覚えている通りの気持ちになる。すごすぎです。わたしは、いつまで被害者根性でいたら気が済んだのか、自分で自分を蹴り飛ばしたくなるような気持ちになりました。

脳はたくさんの情報を瞬時に処理しているので、1分の間に6回から8回注意散漫になるそうです。瞑想をすると、最初のうちは一つのことに集中することができないのは、簡単に言ってこれが原因です。そこでダライ・ラマの協力を得て、チベットから僧侶8人に来てもらい、機械で脳の動きを測りながら瞑想してもらったときに、前頭葉に大きな反応が現れることが分かったそうです。わたしたちが引き寄せるのは、前頭葉を使って瞑想をしているかどうか、ビジュアリゼーションしているかどうかにあって、僧侶の例によれば誰でも練習すればできるようになれるとのことでした。

だからやっぱり、大丈夫なんです。

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