自分と身体の対話

わたしは、ロバートキヨサキさんが大好きです。数々の著書も好きならば、リッチダッド・ラジオショーで話している内容も、ドライな冗談のセンスも大好きです。わたしは彼が教えている経済的分野の話にとどまらず、わたしは彼の年代で軍歴を持つ人に惹かれるようです。自分がフィリピンのKontiki Diversで働いていた時のジェネラルマネージャー・マンフレッドもそういう経歴を持つ人でした。

いい意味で魅かれるアンカーのような存在がいる一方で、わたしたちは暗いほうにアンカーされている場合もあります。

    ・同じようなタイプの異性に惹かれて最悪なお付き合いをする。
    ・お友達だと思っていたのに、なんだかいいように使われてクタクタになる。
    ・仕事場でこんなに一生懸命頑張っているのになぜか疎まれてしまう。

わたしがHSKキネシオロジーに出会ったときには、そのマイナスのアンカーリングの存在になんとなく気付いていて、その対処に困っているときでした。最初のマスターコースでは、自分が体の声や悲鳴を感じているのに、聴けていないことを学びました。そしてロサンゼルスのディープに参加した時には、7歳以前の体験がわたしの今の行動に影響を与えているということが分かりました。脳は時系列で物事を覚えておくことがそもそもできない器官で、脳の発達の関係で7歳以前の記憶はあいまいだそうです。

ドクター本間のHSKキネシオロジーを通して、7歳までの体験、すなわち体がトラウマと記憶をしているそのフリーズフレームされた瞬間が、まるで今起きたことのようにわたしの身体に思い出され、涙が止まらないまま7時間も経ってしまったりしました。すぐには手放して癒されることを感じられませんでしたが、恋に落ちました。7歳までの間に、辛い思いをたくさんした人に恋をしました。

育ってくる過程で虐待を受けた人も、恋に落ちることができます。自分の気持ちを受け取ってもらって、お返事してもらうこともできます。そしてお互いのハートとハートの対話と、わたしたちの場合は数え切れないほどの喧嘩を通して「そっか~、だからうまれてきたんだ!」と思わせてもらえます。

数年前、スイスの市民権を持つあるベトナム人とダイビングクルーズで出会ったことがあります。彼はベトナム戦争中にまだ子供で、兄弟とともにボート難民となって漂流し、スイスに受け入れられた体験があります。彼の中にもフリーズフレームされたトラウマの瞬間がたくさんありました。でも彼は、人生をあきらめず、明るく元気な彼女とフィリピンで過ごし、不運な子供を引き取って育てています。

すべては過程。大丈夫ですよ。

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