英語を共通語とした場面での質問文を考える

ショーン・アコールさんの”before happiness”と言う本をAudible.comで買いまして、最近車で聴いています。

大変興味深い本で、また簡単に書いてあるけれども、いくつもの難しい調査の結晶で、運転中に聞くにはちょっと難度の高い内容です。何度か聞くつもりで読んでいますが、今日はその本の一部をお話しします。

ある写真を見せると、アジア人はその背景や意味を読み取ろうとするのに対し、西洋人は、前面にフォーカスされている主題を見るのだそうです。アジアで生まれて、西洋で育った人にも西洋人と同じ傾向が見られるそうです。

翻訳・通訳をしていると「自分のリクエストの意図が伝わらないが、文化の違いか?」という質問が度々あります。西洋人からの返事が自分の思った通りでないと、そこに意味や背景を見つけようとする人が多いのです。ショーン・アコールさんの本で一気に解決ですが、文化が違うんです。

わたしたちは幸せになりたい、仕事をうまく進めたい、いろいろなハッピーへの欲求があります。だから、伝わらなかったら、伝わらなかったのかと思ったら良いと思います。そこでうーんと悩まずに「西洋人は前面に出ている主旨に反応したのだ。そういう人用に質問文を変えたら良いわけだ」と思って書き直したら良いのです。

たくさん含ませて、何を言いたいのか不明確な政治家のスピーチみたいなメールはもう書かなくても良いです。こう言われたらどうしようと想像するのを止めて、守りに回らず相手に通じる書き方をしてみたら、メールで外国の拠点と連絡を取ることはストレスの種ではなくなるはずです。

あとは、わたしのような翻訳者に任せてください。

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