質問する力(前編)

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わたしは足反射区療法、キネシオロジー、クラニオセイクラルで圧痛のある場所を癒して、カラダの痛みを軽減する仕事もしていますが、これも身体の声を通訳・翻訳するものです。例えば、足の四趾の爪のキワを触って痛がる人は消化器系が悪かったり、膝が悪い人が多いのです。三趾に腰痛がある人、胸椎五番が痛い人も胃痛が起きがちです。それはその場所が、症状を代弁しているので、わたしの仕事は「そういう症状に悩んでいませんか? 三趾の爪のキワをマッサージすると良くなりますよ」とお伝えすることです。

通訳・翻訳をしている席で、日本の方から「これは◯△??って言うことを言いたいんだな?」と、解釈を聞かれる事があります。返事に困る時には「質問の意味がわかりません」とお答えすることもあります。

例えば「自分は□△▽の担当なので、△△▽の担当者ABCさんに聞いてください」というメールが返信された時は「返信者は俺に聞くんじゃねえ、っていってるだよな?」というご質問をいただく時があります。それに関して、わたしには同意できる理由がないので「いいえ」と返事をすると、質問者は「だって、こう言ってるだ?」とわたしを説き伏せようとします。押し問答になり「ご質問の意味がわかりません」となってしまいます。

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Lost in Translation: 英語になりにくい日本語表現たち

母国語以外で話をしていると、必ず「うまく置き換わらない表現」に出会います。
英訳しても意味が通じなかったり、文化的な背景を知らないと誤解されてしまったりします。
今日は、そんな日本語をいくつか紹介します。

介護帰国から始まったわたしの通訳ジャーニー

セブ島でスキューバダイビングショップの店長だったわたし。その時は、のちに日本に帰国することになるとは思いませんでした。さらにキャリア転換をして、英語通訳になるなんて夢にも思っていませんでした。きっかけは、アブサヤフのシパ