身体がわたしにストップをかけてもいい

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楽re。体調管理の話。最近は静岡市内の商店街にもフィリピン雑貨のお店が見られます。フィリピン国旗がペイントしてあるので、親近感を覚えて入ってみると、奥さんがフィリピン人でフィリピンに家を建てたと嬉しそうに話してくれるオーナーがいたりします。「どちらですか」と聞くとわたしの知らない地名を聞くことが多く、わたしがこの人生でこの国の百科事典のような知識を備えることはできないんだろうなと思ったりします。

結婚してこの国とご縁ができた人、わたしのような外国人は、マニラは住みづらいという大枠のところで一致したりします。マニラは大変な大都会です。第2次世界大戦後の復興も早く、国際線のサービスができる航空会社を最初に立ち上げた国でもありました。現在、マカティ、ボナファシオ・ハイ・ストリートなどの新しく開発されたピカピカで、素敵なところもあれば、オールドマニラと呼ばれる石畳、コロニアル調の町もあるし、今のこの場所のように、見渡す限り外国人はわたしたちだけで、近所にウエットマーケットがあり、皆真面目な人たちなんだろうなという波動ですが、何せディープ過ぎで、ちょっと怖いような気がする場所もあります。

怖いと思うような場所に何でいるのかというと、宿の予約で不幸な行き違いがあったのでした。チェックインできない、次の場所を探す、ネットで手続きをする必要があるのにつながらない、土地勘がないところなのでタクシーに乗っていても安心できないなど緊張で頭が痛くなってしまいました。

緊張で頭が痛いと自覚するときには、大体、いろいろなものが足りていないのです。塩も、糖分も、オイルも足りていないのです。日々必要な水分も、この暑さの中で移動続きの時、足りていないのです。昨夜は食事ものどを通りませんでした。紅豆杉のお茶を沸かして、お塩を入れて飲んでいます。やっぱり、身体が悲鳴を上げていたのでした。

マニラでしかできない仕事、会えない人、参加できないイベントなどがあります。1週間しかここにいられないので、本当は頭が痛いからと言って寝ている場合ではありません。でも、仕方ありません。他の人にはわからない自分の限界。誰でも何でも限界はあるのが事実です。だから体が動かなくなったら、紅豆杉、お塩、奄美の黒砂糖、しそオリーブオイルをとりあえず体に入れましょう。そして、ゆっくりしましょう。体が動くようになれば、自然に気持ちがポジティブになります。大抵のことはそれからでも、間に合いますね。

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A社商談での現実体験

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