通訳は多様性と一体性

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Interpretation is
Diversion
And inclusion.

みんなで幸せになろうよ。
人間だもん。

ひとりさんの一日一語 (令和編)

今日も寒いですね。虎斑竹加工の虎竹さんから、竹酢液を買いました。入浴剤としてお風呂に入れて使うんですけど、あったまるんです。お風呂から出たくないほどのリラックス効果を感じます。夜は竹炭枕で寝るんですけど、ぐっすり眠れて翌朝起きたくないほどで、驚きます。竹炭枕の安眠効果に驚いて、理由が知りたいじゃないですか。でも、こういうものは理由を探す意味があるようで、ないのかもしれません。頭を竹炭枕にぐりぐり押し付けながら手寝ているらしくて、竹炭通しがぶつかりこすれる音で目が瞬間的に覚める時があるんです。痛くないんですが、すごい音がします。潜在意識のわたしには、きっと気持ちいいんでしょうね。だからよく眠れるのかもしれません

さて、仕事をすると嫌な目にあうことが、あります。先週はそういう日がありました。斎藤一人さんが「心の舵取りをするんだよ」とおっしゃっています。それで「柳に風と受け流す」ことができるときもあります。しかし、そうはいかない時もあります。「愚にもつかないことをグズグズ言うタイプ」は肝臓が悪いそうですが、わたし、そのタイプです。それがわかってよかったです。わたしが「むかつくことがあったら、トコトンむかつかないといけないタイプだ!」と自分で思えるようになりました。考えないようにしたり、忘れたふりして進んでいかれるようなものではないらしいですよ。と言うのも、自分なりに理由があるわけですからね。ただし、3日以上はグズグズ言わないことに決めてみました。そうじゃないとね、自分で自分の肝臓を傷つけてしまいます。

ちなみにわたしのように肝臓を傷つけやすいタイプは、笑うと肝臓が揺れて、緩むのでいいそうです。笑い。健康のために、スムースな人間関係のためにも大切ですね。

通訳をやっていますと、当然ながら、英語の地域性でパフォーマンスが左右されます。わたしは日本と英語のケースです。わたしが成長する過程では「ネイティブのように話したい」と思っていました。そのネイティブも当時はイギリス英語かアメリカ英語くらいしかなかったんです。でも国境が開かれていくと、地域制の少ない英語になっていくようです。例えば国際線の機内。一番初めに、多様性と一体性を最初に実現してきたところだと思います。そこに、どんな英語だからいいとか、どんな食事をメインとするとか、どの宗教を優先するとか、いうルールはなかったと思うんですね。最近は渡航禁止が続いていて、ご無沙汰している環境ですが、思えば素晴らしい空間でした。

わたしもそういう場所にいる人間として、多様性と一体性を進める側にいたいと思います。違っていい、違うことをちゃんと気づいて、同じに受け止める。違うことに気付いたらオーバーアクションで、笑う!「ごめん、ごめん、きづかなかった~」みたいな感じですね。

頭に天国言葉。心に感謝。体に栄養。顔につやを出して、無明の世界に生きている人の光になろうとすると、体が動いて脳が正常に動かないとね、助ける側になれないからね。

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