資本の8形式

Prosper!!の話。リッチ・ダッド・ラジオショーのゲストスピーカーとして、クリス・マーテンソン博士が登場して以来、投資という言葉に対する考え方が大きく変わりました。きっかけのフレーズは「手持ちの資金があったら、自分の家に良質の断熱材を増やす。そうすることによって今の自分の出費が将来の自分の出費を減らすことにつながる、そういうことにお金を使っていく」というものでした。

頭脳や金融界より、ずーっとお財布に近い投資の話だったのでPeak Prosperity.comやProsper!!などの情報を調べるようになりました。とかく、投資・資金などの話になってくると、男の人の社会で男の人たちと張り合わなければならないような気持ちになりがちなところを、男性でありながら、クリス・マーテンソン博士の投資のお話は、わたしには沈静効果があるようです。

Peak Prosperity.comもProsper!!も、急激な変化が起きたときにすぐ立ち直れるように準備をしておこうというお話です。資本には8形式あり、それは1.実験的(リスクを取るか)、2.生活的(何を育てているか)、3.財政的(何が買えるか)、4.文化的(どこに行くか)、5.精神的(何を信じるか)、6.物質的(何を持っているか)、7.社会的(誰を知っているか)、8.知識的(何を知っているか)であるというということも教えてくれています。どれかに突出することは推奨していなくて、どれも資本であるというお話で、わたしが畑を始めた理由の一つでもあります。

思い出すのは子供の頃の花一匁の遊び。ぐんぐん引っ張っていく子がいるかと思えば、引っ張られるのが好きな子がいたり、中間で引っ張られたり引っ張ったりする子達がいるわけです。わたしたちはひとりの人格の中でいろいろな資質や資本をもっていますので、常時、花一匁をしているようなものではないでしょうか。順調に前に進んでいくところと、なかなか進まないところがあって、だから調整をしなくてはいけないところがあると思えます。

この考え方は、「一点豪華主義」傾向に陥りがちなわたしの弱点をカバーして、できるところはそれでいいから足りないところについて、もう少し自分のことをよく見ようという気持ちにさせてくれます。

自分が、解決しなければならない問題や、障害があるときの考え方として「自分の生活に関わるすべての人間関係も資本。そして話し合わなければならない相手の人にも人間関係の資本がある」と考えるきっかけになりました。自己肯定しながら、思ったことをはっきり伝えることができて、下がるところと押すところ、進めるところと待つところが分かりやすくなりました。

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