騙されやすさゆえに世のためになる

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What a Fool Believes

ハワイのオアフ島でダイビングのインストラクタートレーニングのために滞在していたころ、本土のアメリカ人に恋をしました。一応つき合っていたけど、彼は複数の彼女と同時進行できるタイプでした。日本人の金持ちの娘を探していました。ダイビング機器メーカーのT***Aのお嬢様と付き合っているアメリカ人男性が友達だとかで、その羽振りの良さをうらやましそうに話していました。

付き合いが進んでいくと、段々、わたしは結婚対象ではないのだなとわかってきました。日々、毎日の生活の中で、お互いに何かが明らかになってくるのでしょう。そんな彼にガツンと言ってやりたくて、一生懸命考えたセリフがありました。そして、辞書で調べて英語にしました(当時はグーグルはまだいませんでしたのでね)。そして、それを手紙にして出しました(ネット環境前だったのでね)。

「わたしはお人よしじゃない」

I am not an easy mark

あはははは。笑いが止まらないですよ。わたしはお人よしだったんですね。

あの時から早送りして、現在。

わたしは世のため、人のためにお人好しとしてこの世に生を受けたんでした。誰かが、自分のことをこう思ってもらいたいと思う仮の姿を受け止めてあげられるピュアさを持って生まれてきたのでした。

一方、ピュアさゆえにわたしを利用しようとするヤカラが後から後から現れました。ハワイの後の日本、その後のフィリピン、その後の日本、その後のフィリピン、そして今もです。手を変え品を変えて現れるんですね。

しかし、総じて、毎日楽しいし、パートナーと幸せになりました。

本当のピュアは、維持しないと人生の過程でなくなってしまうものではないでしょうか。それなりに学校内外の勉強も、素晴らしい体験も、物質的やアートでも良質なものも触れてこないとね。偽物に毒されないとはそういうものではないでしょうか。

神様と約束してもらった資質ですね。あなたの資質は何でしょうね。わたしと同じピュアですか?では、たくさん話が合いそうですね。

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Lost in Translation: 英語になりにくい日本語表現たち

母国語以外で話をしていると、必ず「うまく置き換わらない表現」に出会います。
英訳しても意味が通じなかったり、文化的な背景を知らないと誤解されてしまったりします。
今日は、そんな日本語をいくつか紹介します。

介護帰国から始まったわたしの通訳ジャーニー

セブ島でスキューバダイビングショップの店長だったわたし。その時は、のちに日本に帰国することになるとは思いませんでした。さらにキャリア転換をして、英語通訳になるなんて夢にも思っていませんでした。きっかけは、アブサヤフのシパ