衣料を良くして、医療いらず

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ふらと日用品の話。わたしたちは健康を考えるときに、「食」に意識を向けすぎかもしれません。「衣食住」と言います。衣が一番最初に来ます。医ともなる衣の材料である綿に、意識を向けてみませんか?

1カ月家を留守にしました。フィリピンでは予約していた家が、タウンから遠いとか、窓に蚊よけのスクリーンがないとか、防犯の上でも気になったり、カギの受け渡しがうまくいかなくて別の家に入らなければならないとかで、合計5か所に部屋を借りました。どれも一長一短で、この家が一番良かったと言える場所はありませんでした。結局、住めば都という言葉がこの感覚にぴったりです。一時的な滞在者だったので、あまり追求しない視点で見ていたためかもしれません。

帰宅したら、自宅の台所は汚なかった! 他人の家ははっきり批評したので、大いに反省いたしました。早速ふらと重曹でお掃除開始。重曹はスーパーに行けば、日本でも外国でもお掃除用品か製菓材料のところにBaking Sodaとラベルがついて、お手頃価格で買えます。そのベーキングソーダを自宅のキッチンのシンクや、台、鍋、ヤカンに振りかけて、霧吹きで水をかけて湿らせて待つこと20分。使い古しのふらのタオル(ふらそら4)を、4等分に切った一枚を使って拭いてみました。みるみるピカピカになりました。

我が家は二人暮らしなので1カ月ごとに2枚のタオルが、シャワーのお供のお役目を終えます。お下がりのふらのタオルを使えば食器洗い洗剤を使わず、油汚れも茶渋などもよく落としてくれます。力を使わなくても汚れが落ちるというのが台所仕事をする人が薬品を使う理由だと思いますが、お下がりのふらと重曹でのお掃除ではほとんど力をかけなくてもピカピカにしてくれます。手荒れも経皮毒も生活排水の海への流出もその影響も心配不要です。

ふらのタオル地はパジャマやベッドシーツとして使うとデトックスしてくれます。色が黒っぽく変わり、糸が痩せ、毛玉ができます。そうして私たちの身体から毒素が出て行ったことを教えてくれます。自宅では11月で秋も深まっていますので、ふらのタオル地のパジャマを出してみました。改めてみるとデトックスの仕事をした後のタオル地の姿をしていました。衣料が医療にかわると思いませんか?

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