Bon appetit,
Sembikiya’s Ice cream
Everyone grins.
闇夜に太陽を待つように
ひとりさんの一日一語 (令和編)
今みなさんの笑顔を待っている人が
たくさんいます。
今日はサイクリング中に、外灯の上でさえずる小鳥に出会いました。わたしの視線も感じているらしいのに逃げずにさえずるので、そおっとニコンのCOOLPIXを出して録画してきました。手振れもひどいし、音も公表できるような品質の動画ではありませんけど、そのおかげで、調べがついてホオジロだったとわかりました。ホオジロは可愛くさえずっていただけなのですが、わたしの一日が明るく始まりました。
さて、わたしが10歳の時、両親が離婚しました。それ以来40年わたしと弟は父と連絡を取ったことがありませんでした。昨年その父が連絡をしてきたことで、わたし達は突然、父親との付き合いをすることになりました。昨年はなんだかわからないうちにすぎてしましましたが、今年は父の誕生日が5月だったことを思い出すことができました。それで由比の高級ツナ缶を送りました。父は受け取った後で「俺もなんか送る」と言っていましたが、一カ月以上なーんにも音沙汰なくて今日、千疋屋のアイスクリームがドーンと届きました。カップのフタを開けて、香りをかいでみたら、もう笑顔になってしまいました。そして、わたしが今まで食べたアイスクリームの中で、一番おいしかった。

昨年は、父の存在が「嬉しい」と思ったり、「疎ましい」と思ったり、「近所の野良猫より思い出がない」と思ったり、感情が波立って、泡立って、悩みました。手紙を送って「年賀状ぐらいは送るけど、付き合えない」って知らせたりもしました。しかし、時間が必要だったんだなと思いました。このわたしがそんな大事件にうまく対応できるはずがないんです。ぎこちないに決まっています。本当に少しずつ心に変化があって、今年に入ってやっととりあえず誕生日に何かするか、と思いました。最終的には、心の変化が伝わって、アイスクリームが届いて、わたしのパートナーとわたしが笑顔になりました。お礼の電話をしたので、父も笑顔になりました。
父も80を超えています。一人暮らしだそうなので、普通にさみしいことでしょう。マウンテンバイクに乗って、藁科川のサイクリングロードで出会ういつもの人達もだいたいそのぐらいの年代です。わたしがおはようございます!と言えば、笑顔でおはよう!と返してくれる人達です。わたしの笑顔が、誰かの一瞬を照らすんだなと思えると、それだけでわたしも嬉しいです。わたしも笑顔を磨きます。上の歯を8本見せて笑う笑顔が一人さんが教えてくれる笑顔。これはSmileじゃなくて、grinですよ。

頭に天国言葉。心に感謝。体に栄養。顔につやを出して、無明の世界に生きている人の光になろうとすると、体が動いて脳が正常に動かないとね、助ける側になれないからね。今日はアイスクリームのことも含めて、一生分愛された娘の気分になりました。わたしの頭の中で過去が変わりました。どんな過去だったとしても、こんなに苦労したんだから、幸せになって当然だって脳に入れなきゃいけないんだって、一人さんもおっしゃってますけどね、はい、現実化しました。ところで、ウォーキングするのに、足腰が不安な方は歩き元気をお勧めします。家にいても笑顔の人に会えないからね。