去る4月、アメリカンスクールインジャパン(略してASIJ)で、13 sisters foundationの第1回授与式が行われました。13シスターズのある一人のサポートメンバーとして、参加してきました。
アメリカ人海洋学者、故ジャック・モイヤー博士は当該エリート学校で教職を取っていましたが、日本のダイビング雑誌に三宅島での研究生活について連載したり、日本語で海洋生物学について講演会をするなど、日本人スキューバダイバーの間でも大変有名でした。その博士が、ASIJの女子生徒達を30年間に渡って性的に虐待してきたこと、学校側がその事実を見て見ぬ振りをしてきたことが明るみに出て、博士は自殺しました。名乗り出た被害者と学校が、「聖なる学舎で、虐待行為が行われない」ために、13シスターズ基金が設立されました。詳しくは新聞記事に述べられていますので、興味のある方はそちらをご覧ください。
虐待を受けた人は、アメリカ人や日本人の「帰国子女」でした。わたしと同じよう に母国語以外の言葉を話し、何人かは、わたしと同年代で、駄菓子屋で香りのついた消しゴムを買うような小学生時代を過ごしてきました。
13シスターズが、校長先生、保護者、生徒会と行ったミーテイングや質疑応答に同席していると、わたしのなかにも響くものや、気付かされることがたくさんあり、突然気分が悪くなったり、涙が出たりしました。わたしは親から児童虐待を受けて育った過去があります。
わたし自身も13シスターズのように、被害者意識を手放し、虐待者の陰に怯えない人生を手に入れる決心をしました。13シスターズの勧めもあり、カウンセリングを定期的に受けることにしました。助けを請うことは、敗北ではないとよくいわれますが、まったくその通りだと思います。カウンセリングとは、自分のやり方の「学びほぐし」でもあるなとも思います。目から鱗が落ちるような思いがするからです。
助けを求めましょう。具合が悪かったら、前向きな考えすらも浮かんできません。自分の体に、1日必要な量の水、正しい塩、糖分、油分を摂って、化学薬品を減らして代謝と再生を助けましょう。適度な運動をしたり休息したり、瞑想して心の暴走をストップしたりと管理するのは自分自身です。そういう点で、わたしもご相談にのることができますよ。