今年一番のホーリーバジルの種を採りました。花一本で13個程度の房に4個ずつ種があり、およそ50個程度の種がついてます。育った環境によるとしても、一個の種から最終的に100本以上の花が。つまり単純計算で50×100で5,000個の種になるんですね。本当の一粒万倍、ではないものの、にわかに近づいた数値でうれしい。さっそく、採れたての種を親しい方におっそわけ。来年はみんなでホーリーバジル栽培を楽しめたらうれしいですね。みなさんの魔除けと幸運の印として、良いことがたくさんあることを信じて。
バジルを増やすのは簡単。ホーリーバジルも手軽に茎から挿し穂を水につけておくだけで二日ほどで根っこが生えるので、あとはアブラムシが出ないように管理します。花がつかないうちは葉はやわらかく風味もすばらしい。その状態を保つには、挿し穂を空き瓶に入れて水を毎朝取り替え、挿し穂全体に行き渡る程度にやさしく水をかけてあげる。そうすると、ホーリーバジルがとても気持ちがよさそうに。この時の放たれる香りが最高に素敵なのです。日中は直射日光が長く当てると、ガラス瓶と水の反射でルーペのように太陽光を集光し水温を上げ、周囲を燃焼させる危険があるので気を付けます。水温が上がる場合は、瓶に光が当たらないようにするか、水を新しいものに取り換えればしおれずに瑞々しく育ちます。