二週間ぶりに綿の畑に行ってきました。
台風18号とその後の大雨で、綿の木は折れたり、倒れたり、根っこが土から出てしまっていたりしました。しかし、生きとし生ける者は万事こういうものなのでしょう。折れた枝は枯れていましたが、早々と種を落としていたり、残った幹は新しい芽を出し、土から出た根は曲がれるところから土を求めて曲がり、また土に入っていました。葉っぱは青々と花も普通に咲いていました。
死期を悟って種を落とし急ぐという事もあるのでしょうか。
まだまだ青く、みずみずしいコットンボールが多い中で、枯れかけた枝には早々と固く乾いたコットンボールもありました。その殻が微妙に割れていましたが、中の綿の色はまだまだ見えませんでした(植えたのは緑綿)。その割れ方は眩しいところで少しだけ無理に目を開けている子供の表情のようでもあり、中から綿が出てくる産みの苦しみのようでもありました。