若い頃、香港で暮らしていたことがあります。勤め先のオーナーの奥さんに対して、自分が異性からあまりありがたくない意思表示をされることがあるので「もう嫌だ!」みたいな話をしていた時に“Enjoy while you can”「出来る時には楽しみなさい」と言われたことを思い出しました。
昨日、まだ若い女の子が新しく一人暮らしを始めた近所で、彼女の注意を牽くために変な音を起てる人がいることをぼやいていました。彼女は顔が可愛らしいのでそういうトラブルがよくあります。その時に、香港の勤め先のオーナーの奥さんがわたしに言ってくれたセリフ“Enjoy while you can”を思い出して彼女に言ってあげました。
詳しい話は控えますが、彼女はそれで気が楽になった様でニコニコと笑い始めました。かれこれ17年前、香港がイギリスに返還される前の頃にオーストラリア人のロレインが若いわたしに言ったこと。そしてわたしが癒されたこと。それをまだわたしが覚えていて、今の若い人に言ってあげて、そのことで若い彼女が癒されたこと。
ポジティブな繋がりがとてもわたしの心をやさしくしてくれました。ロレインにありがとう。
わたしの感謝を忘れなかった気持ちにありがとう。
そして、そのアドバイスをしてあげた時に、受け止めてくれてニコニコとわたしに笑顔を見せてくれたその若い可愛子ちゃんにありがとう。
血が繋がらなくても何かは受け継がれていくことを実感しました。