Who Clipped My Wings?

わたしは、瞑想が好きで、朝起きて15分程度、瞑想をします。先日、いつもとは別のナビゲーターで瞑想を試しました。その出だしが、こんな風でした。

    Roll back your shoulders.
    Squeeze your shoulder blades together.
    Push your chest out as if you tuck your wings in.
    肩を回して後ろに降ろします。
    左右の肩甲骨がつくようにします。
    翼をしっかり畳むイメージで胸を張りましょう。

    無料のウォーキング指導の際にも、このお話はしたいのですが、現代の生活は、椅子に座ってばかりでパソコンのスクリーンを眺める時間が多く、肩をすくめたように内側に入ってしまっている人が多いです。胸を張らずにいると、肺の容量が狭くなっているので、呼吸が浅くなります。呼吸が深いとリラックスできます(カラオケ、詩吟が気分転換に良いと言われるのは、吐く息が長くなるからだそうです)。ウォーキングの時は、背中側で合掌のポーズをすると胸が開いた状態を保てます。

    そういうわたしも胸を張っている時間が少なくなっていて、翼をしっかり畳んだようなイメージは、まるで飛ぶ準備ができたようで爽快でした。そもそも背中に翼があるとイメージすることが、爽快でした。

    人間には翼がないので、翼を切られて自由が奪われることもない。だから行き詰ったような気がしたら、翼があるような気分になるのもいいですね。


    Clip wings。自分の好きなことやしたいことが、誰か、何かのせいで一時的、または恒久的にできなくなってしまったときの表現です。直訳すると、飛べないように翼を切ってしまうことです。切ない感じがしますね。

    辞書に載っている熟語というわけではありませんが、逆の表現としてはput wings があります。put wings on your dreamは、夢に(翼を与えて)現実化しようという時につかえます。

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