畑の話。ふらのコットン製品を使うようになって、無農薬でストレスを与えられずに育てられ、収穫され、商品となった綿による癒しの効果に驚いて、綿を植え始めました。始めるにあたり、絶対に無農薬で育てたいという気持ちがありましたが、その気持ちは「少数派ですけど~」と思っていましたが、そうであってはいけないと再認識しました。
今年初めの記事で、日本でも除草剤として使われているラウンドアップという商品にはグリフォサートという発がん性のある成分が使われているのだそうです。そして、このグリフォサートは、アルゼンチンのラ・プラタ大学が行った研究で流通している衛生用品に使用されているコットンのうちおよそ85%に確認されたそうです。
わたしたちが使う衛生用品、すなわち生理用ナプキン・タンポン、赤ちゃんや寝たきりの人のおむつ・おしりふき、怪我をしたときに傷口に当てるガーゼにグリフォサートが残っているのです。グリフォサートから派生した成分で1000倍も毒性のあるAMPAが62%のサンプルから発見されたというさらにショッキングな発表も同記事に掲載されていましたが、今回の発表では、発がん性物質は、原料が栽培される畑から入り込んでいることが明らかになりました。
参考:Monsanto’s Chemicals Make Their Way Into 85% of Personal Hygiene Cotton Products
わたしはダイビングのインストラクターですので、タンポンは割と早いうちから使用していました。水泳などウォータースポーツの選手は9歳からタンポンを使っていたりするそうです。個人的にはデリケートゾーンのかゆみも悩みとしてありました。わたしもそれなりに深刻悩みましたが、タンポンの使用者には亡くなってしまったり、片足を切断した人もいるそうです。
そういう記事をネットで見ると使用者を責めるような「タンポンは4時間以上続けて使ってはいけないと、注意書きがあるのに」というコメントもあります。でも、字が読めない赤ちゃんのおむつはどうでしょうか?寝たきりの自分の親はどうでしょうか?生殖器は、粘膜の部分があります。腕の内側の皮膚と比べて粘膜は、経皮毒を42倍吸収します。発がん性物質も42倍吸収します。傷口を覆うのはこれから何を使えばいいのでしょうか。
Simon Blackさんが、ポッドキャストの中で「西洋社会は消費を基準として成り立っていて違和感を感じる」と頻繁に言っています。サイモンさんのメッセージは、西側社会を信用しきってはいけないというもので、畑をどうこうしましょうとは言っていませんが、確かにそうだと思います。わたしたちは日本人で、アメリカ寄りの考え方をする社会に暮らしています。わたしたちは消費者だけであるべきでしょうか?
クリス・マーテンセン博士の言う通り、100%消費者の立場から生産者へ少しでもシフトして、自分を支える新しい財産のタイプを、まずは認識しませんか。例えば綿も、畑から小売りにいたる過程で、いろいろなことがオウンリスクと助け合いの精神で成り立つのではないでしょうか?
ウィナライトという中国の会社のララムーンは、におい、むれを抑え、かゆくなかったりということがあって、使用時の安心感を知ってからずっと使っています。