Self-helpの話。人生が思った通りに進まなくなってきたときに、自己啓発系の本の存在を知りました。一番最初に呼んだ本はジョン・キャンフィールドさん著の「こころのチキンスープ」でした。あまりにもやさしくてビックリした記憶があります。
日本人では、銀座まるかんの社長で有名な斎藤一人さんのサイトを見つけました。毎日「ついてるカード」が見られる所があって、ある日「本を読まないで乗り越えられる時代じゃないですよ」というカードに行き当たりました。
とは言っても通勤のときにBBCやNHK WORLDの英語のニュースを聴いたり、ヘラルド朝日新聞を読んだりするという日課でしたので、本を読む時間がなかなか捻出できずにいました。しかしその後、数年経って人生がさらに新たな底に近付いて来ると、もう本を読むしかありませんでした。
自分のライフスタイルとしては、Audible(オーディブル)という朗読本をスマートフォンにダウンロードして、そのアプリで朗読される本をクルマの中や山の畑の作業中に聴く、というのが合っています。一番最近に買ったのは映画「シークレット」で有名なロンダ・バーンさんの作品で「Hero」です。
わたしたちは全員がヒーローで、そのヒーローを自分で見つけて、そのヒーローを生きるのが仕事だ、という様な話なのですが、登場してくる人たちがすべて今の有名人。最近のオリンピックで金メダル6個を獲得したマイケル・フェルプスやテニスの ロジャー・フェデラー等が登場していました。キム・カーダシアンの名前も言われていたりして。
今を語る本を聴いていると古典の自己啓発本を読んだときとまた違った気持ちの広がりというか、つながりを感じます。マイケル・フェルプスさんは、夜寝る前に必ずビジュアライゼーションをするのだそうです。
プールのスタート台に上り、飛び込み、顔が水に当たり、それから泳いで泳いで泳いで、反対側の壁に当たり、ターンして、泳いで泳いで泳いで、必要なだけ繰り返す、そしてゴールをする。そして電光掲示板を見て自分が勝った!ヤッター!そこまでを毎晩ビジュアライゼーションするんだそうです。
わたしたち人間は、全員が全員ヒーローになりきっていないと思いますが、問題はそこではなくて。というのは誰もがマイケル・フェルプスさんの様に、オリンピックで金メダル獲れる様な水泳選手に生まれてないという意味です。
だけどわたしには私の舞台があって、ハリー・ポッターのJ・K・ローリングさんには「ひとつだけしかやりたいこともなかった。出来ることもなかった。それが書くことだった」と言っているそうです。
まずはそのマイケル・フェルプスさんにとってのプール。J・K・ローリングさんにとっての書くこと。私にとっての舞台を見つけないといけないです。そのカギはわたしの場合は永住権を持つフィリピンに隠されている。「フィリピンが好きだ!」と心の底から思います。