畑の話、サステナビリティ。ソラマメを植えたときも根切り虫に茎を食べられてしまって枯れてしまうということが起きました。
3週間前、綿の木にも根切り虫にやられてしまった茎を見つけました。
今のところ被害は一本だけでしたが、支柱を立てて麻紐で結んで、もう少し頑張ってもらえたらと思っていました。
今週、畑に行ってみたらこんな姿になっていました。
そうです。根切り虫に食べられてしまって、ほとんど養分がいかない様な状態だったのに、この木は綿の花を咲かせ、綿の実を結びました。
そしてこの後、もう茎の仕事は終わったのでしょう。立ったまま枯れています。
この木よりも背丈の高い綿の木と同じ位、立派な綿の実を結ばせていました。
ネイチャーものののテレビ番組や日本でも大雪が降ったときに、自分の命をかけて子どもを護る親のことがニュース等になったりしていますが、自分の子孫を残すために全力を尽くすのは、どうやら植物も同じ様だと、いたく感動しました。
心がというか、自分の脊柱が感動でブルブル震えちゃう様な、思いを味わいました。
綿の畑もその端っこで野菜を育てる様になってから、わたしたちの畑に対する気持ち自体が少し変わりました。次はホウレンソウに挑戦しようと思っています。
今、やっていることも土づくりの一部。自分の資産の一部である感情の形成の一部。クリス・マーテンセン博士のProsper!!という本の中では「エモーショナル・キャピタル」と言われるところです。
わたしたちは自分がすると決めたことを経験して柔らかい頭と気持ちを保って、あの根切り虫にやられた綿の木の様に生きられるんだなあと思いました。