プロスパー、畑の話。畑の管理を手伝いたいと言ってくれた友だちに畑を見せに行きました。台風の影響で天気があまり良くないので今回は畑を見せるだけで畑仕事は無し。
自分たちだけで頑張っているとき、またその場所を使っている大先輩と話しているときには、第三者の眼でわたしたちがしていることがどういうことなのか。あんまり意識しませんが、今回の様に自分のお友だちに自分たちの畑を紹介するとなると、突然自分たちの畑が何を具現化したものなのか、第三者の眼で意識させられることになりました。
これがちょっと人生観と言えなくもないので面白いと思いました。まず、金持ち父さん・貧乏父さんのロバート・キヨサキさんのお話によると、彼は営業の方法を学ぶためにゼロックスに就職しますが、売り上げの成績が伸びません。それでリッチダットにどうしたらいいか相談に行くと「小さな失敗をたくさんしなければならないのに、きみは失敗の数が少な過ぎるし、失敗するスピードが遅過ぎる」いう風にアドバイスされたそうです。
ロバート・キヨサキさんはそれから「たくさん営業のコールをしてたくさん断られる」という経験を繰り返し、その後にトップのセールスになったそうです。わたしの場合は、失敗すると心が折れてしまって続けられなくなってしまうのではないか、という風に心配するたちで、何でもちょっとずつ挑戦してしまうところがあった様です。
農業の場合は、たくさん植えることでお互い助け合って育つという側面があるそうなので、わたしのやり方は失敗する確率を増やす様なことをしていたところもあった様です。自信も無いのにただ農業がやりたくて。始めるのであれば綿がやりたかったのですが「やりたいやりたい」という強い気持ちがありながら「前に進めない、前に進めない」というブレーキをかける自分が同居していました。
こういうことはわたしだけでなく、いろんな人にも当てはまる様に思います。ブレーキをかける気持ちを自分が弱いからだと思って見ない様にするのではなく、その気持ちをやっぱり「どうにかして手放す作業」が大切だったなあと認識を新たにしました。
除草剤を使わない畑なので、わたしがやっている区画も先輩たちがやっている区画も雑草が取り切れずに残っています。それを見て友人から「除草剤を使ってもいいか」と聞かれましたが「それは使わない約束でここを借りているので使わないでください」とお願いしました。
わたしが借りているのは、無農薬で農業をしたかったからですが、同じ意識レベルの人と偶然に出会えるのも引き寄せの法則。畑が遠くて去年は、ずうっとぼやいていましたが、やはりさせてくれる環境を自分が引き寄せると思いました。