Prosper!!とResilienceの話。クリス・マーテンセン博士とアダム・タガートさん共著で、急な変化があった時のために備えることを説くProsper!!の本を思いながら、フィリピンのビーチと、観光とは関係ないローカルの人たちが住む山間部を歩いていると、経済的な自立とResilienceを確立する道には魂の成長も含まれるのだなと思います。
ダイビングがいいと言われる国々の中で、フィリピンにインストラクターの職を得て住むようになり、今もまたこうしてここにいることを考えると、この国に深いご縁も感じます。わたしはエンパスで、ミディアムなのでかれこれ20年近くに渡り、自分の成長のレベルによって、いろいろなことを感じてきました。
以前は日本の英霊さんに呼ばれたのでフィリピンに来たのだと思っていました。それだけが理由でフィリピンにいるのだと思っていた一時は怪我ばかりしていました。英霊さんの無念を受け止めながら、自分がケガもしない生活をするための答えを探して、ずいぶん瞑想をしました。そして最終的に、セブ南部やネグロスの英霊さんの無念だと思っていた波動は、それが起動ずるスイッチとつながっていて、実はスイッチがわたし自身の無念であったと気付きました。わたしの解放されていない無念が、潜在意識として、わたしの命を脅かすのだと認識した最初の体験でした。
何もない平穏時、今、マニヨン族が住むところを通りかかると、働く子供を見ます。靴を履かずに、燃料や食料にするらしい枝や草を集めて運んでいるのです。電気が通っていなさそうな家で、ヤギや水牛を飼っていたりします。彼らはイギリスがEUから脱退したBrexitの際にも、先進諸国の人々が悲鳴を上げるような株価の暴落、乱高下などで、資産が目減りしたとか退職金が吹っ飛んだとかいう経済事情とは違う次元で生活を営んでいます。彼らにインタビューしたわけではありませんが、彼らには彼らの生活があり、すなわち彼らの資本の8形式があるようです。
自分の今までの生活と意識のレベルを、感情的・スピリチュアル的だけでなく、経済学的にも新しい目で見てみると日本のパスポートと、国家と勤め先の経済力に頼りすぎでした。卑近な話ですが、家族のつながりが強い東南アジア人のお嫁さんをもらった日本人の旦那さんたちは「お嫁さんの一族郎党を養わなくてはいけなくて、大変だ」と言っていて、それが一般的なことだとされていた時期がありました。
またわたし自身も「たかられたので雑損となった」のではなく「投資」となっていたかもしれない手痛い出費の体験がありました。
人生に何を期待するか、Prosper!!です。