Fixer Upper

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アサーティブネス・バウンダリーの話。

    アースエンジェルはすべての人間関係で、レスキューすることは当然のことだと思っています。アースエンジェルは、自分が強くて、リソースを絶やさずに現実化できると思っています。それ自体は正しいことです。アースエンジェルはエネルギー供給を「ソース」から得ることを知っているからです。

    アースエンジェルは誰の感情も、特につらい感情に共感できてしまいます。そして多くのアースエンジェルは自分と他人の感情を切り離すことがうまくできません。アースエンジェルの持つ他人の痛みをわかる能力と、すべての人にハッピーでいてもらいたいという願望がアースエンジェル全員を生来の救済者にしてしまいます。

「Assertiveness for Earth Angels」
ドリーン・バーチュー著より抜粋して翻訳

あなたも、仕事先や地域の集まりなどでこういう人にあったことがありませんか?

以前働いていた会社で双極性障害の人がいました。なかなかの秀才でしたが、病気なのでフレックスタイム制で10時に出勤するスケジュールになっているときに10時までに来られない日が続いたりしました。その会社には某お姉さんいて、彼をとても「心配して」10時前からそわそわして自分の仕事ができなくなったりしていました。

お姉さんは10時に会社に来ない人のことを心配して何か具体的に解決となるようなことをしてあげていたのでしょうか?
それとも、そわそわしただけだったのでしょうか?

結局彼は仕事を辞めて、会社にこなくなってしまいました。お姉さんはFixer-Upperとして次の辛そうな人を探します。しかし彼女が本当に欲しいのは、自分で問題解決できそうな強い人ではありません。もしも、あなたがそういう人に狙われたら、かわしのテクニックがあった方がいいですね。自分が早く忘れて流してしまいたいような話が、そのお姉さんの存在によっていつまでも終わらなくなりますから。

自分がFixer-upperをしているかどうかも、逆に自分がFixer-upperに目をつけられているかどうかも、見極めは大切です。まずは自分の状態を確認してみましょう。大切なのは、決めつけることではなく、理解すること。自分の状態が言葉になったら、人にも話す準備ができましたね。時には、分かり合えないとわかることもありますが、それはそれでいいことですね。

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優秀な通訳チームはどこにいる?

P社というフィンテック企業で働いていた頃のことを、しばしば思い出します。 数ある通訳の現場の中でも、あの時期が特別だったのは、「チーム」が素晴らしかったからです。

それでも逐次通訳が大切な理由

最近の通訳界にもAIの技術が押し寄せてきています。AI字幕、瞬間翻訳ガジェット。そしてカフェインが血管の中を流れているような同時通訳者。
そんな中でも、わたしは「逐次通訳」がまだ現場で求められている理由を感じます。たとえば商品設計の詳細を詰める会議では、発注側が設計側に説明するとき、通訳者の訳し方を確認しながら話を進めたいのではないでしょうか。そうして、逐次通訳の需要は存在し続けているのだと思うのです。

A社商談での現実体験

その日の通訳は、ドメイン外だった。テーマは A社と設計ツールの導入商談。 しかし設計の知識も、CADの実務経験もゼロ。
しかし、商談成立までたどり着けた。
繰り返し自分に言い聞かせていたのは、3つの「言霊」だった。