Harvest and Gratitude

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Prosper!!と畑の話
綿の収穫時期になりました。今年は雨が少なかったので、綿の実がちゃんと爆ぜてくれました。畑で綿の実を収穫するのは楽しい作業です。去年は台風が多くて綿の実がいつまでたっても爆ぜなかったのでした。綿の枝を切って、家で乾燥させて爆ぜさせました。それはそれで難しかったのでした。畑の綿花から綿を収穫し収穫用の竹籠に入れて持ち帰り、2~3日乾燥させてから綿繰りをします。

さて、2~3日干した綿は綿繰り機にかけます。立ち膝の恰好で綿繰りする道具ですから、長い間続けての作業はできません。布良の和会では綿繰りの機械を持っているので、送れば綿繰りをしてもらえます。今はまだ手作業にこだわりたくて、時間が空いた時に少しずつやっています。

昨年は綿打ちが難しくて挫折しました。弓の弦ではじく作業で手が痛くて痛くて何日もできずに中断したのでした。今年も綿打ちをどうしようかと考えています。YouTubeで、綿打ちの作業を探してみましたが、情報量はとても少なかったのでした。その一方でインドや、アメリカの綿は産業としても、学問として発展しているようで情報が溢れていました。欲しいものは見つからなかったけれど、大変な検索作業になりました。

「風と共に去りぬ」が綿花のプランテーションが舞台だったこともあり、アメリカではハンディクラフトの一つとして広く楽しまれているようです。一つの綿花をカーダーというブラシのようなもので髪をとかす要領で、繊維を整えて、そのまま実から紡ぐ方法もあるようです。それは日本古来の綿の加工方法にはないものだったようです。

自分で出来なければ仕方ありません。カーダーを買うか、綿打ちを機械でやってもらうか。日本古来の形にもう少しこだわってみたいので、できる形で綿打ちをするしかありません。

畑に植える作物としては、今はスナップエンドウ、さやえんどうの時期。綿の木を支柱代わりに使うことを思いつきました。不耕起栽培なので、綿の木の根元に穴を掘って苗を植えました。玄米を精米してもらうときに出るぬかをたくさんもらったので、肥料として使わせてもらいました。

そうこうしているうちに思いはもう春に飛んでいます。

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