It growns in on you

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ふらと日用品の話。今日からフィリピンです。フィリピンに来るにあたって、シャワー用のタオルと、布巾、ぞうきん用のタオル、ふらそら~と、マリムーンマスク、マリムーンアイマスクをもってやってきました。ふらの布で縫ったパジャマも持参しています。

今回はドラゴンエアとキャセイパシフィックを使って、香港乗り継ぎの24時間の旅行となりました。静岡に引っ越してから、羽田空港を使ってフィリピンに来るオプションがあることに気が付き、さらに羽田発着にするとわたしの大好きなキャセイパシフィックに乗れるオプションがあることが分かったので、これで来ました。

自分の状況がどう変わったって、好きなものは好きです。

さて、香港を経由して思い出しましたが、フィリピンに住んでよかったと思うことの一つには、アセアン諸国の人たちとも行き来があって、アジアであるというと気持ちを感じさせてくれたことです。わたしたちには、みんなそれぞれ母国語があって共通語として英語を使っているからかもしれません。また私は、旅行中はその土地のローカルにみられることが多く、日本人とは見えないようですが、見かけがそうであっても絶対的にフィリピン人や香港人と違う資質があり、それが個人の個性だな、財産だなと思わされることもしばしばありました。

夜通しのフライトでクタクタになって到着しましたが、そんなときもふらのタオルはシャワーでわたしたちをリラックスさせてくれて、ふらのアイマスクが眠りを深くして、ふらのパジャマが暑い寒いの調整を身体の代わりにやってくれて、綿の身にくるまれた綿の種のようにただいればいいという気持ちにさせてくれます。今回は、植物性由来の洗剤ふらそらーとも持ってきたので、ふらのパジャマもこれで洗えます。洗うといっても、溶剤を作って、つけて、軽く押し洗いしてさっと流して終わりです。

自分の身体に近いところが落ち着くと、自分の身体から少し離れたところ、具体的には借りている部屋が多少調子が悪くても何とかしようという気になります。この外国にいるとき、ちょっと受け入れがたいことであってもだんだん慣れて行って快適になって行く感覚を味わいます。日本では自分の好みに合わないものは、見ないようにしてしまったりしますが、それとは真逆の感覚です。このフィーリングは〝It grows in on you〟という風に表現されますが、要するにかわいくなっちゃうってことです。ふらが身の回りにあると「げげー」から「かわいくなっちゃう」へと変わる時間も短くなるようです。

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