RIP David Bowie

イギリス人のシンガー、デビッド・ボウイー氏の訃報が届きました。今日は、彼がその音楽を通してわたしに教えてくれたことを書きます。

学生の頃、初めてジギースターダストを聞き、ファンになりました。どうしてもレコードのコレクションを持ちたくて、レコードで残っているデイビッド・ボウイーのLPを日本全国の新星堂から取り寄せてもらって買占めました。世の中はレコードからCDに移り変わるときでした。

セブから2週間ほどイギリスと香港へ遊びに行くことにしました。確か、1999年だったと思います。イギリス滞在中、強烈に覚えていることは、友人のエリザベスが、Readings Music Festivalに連れて行ってくれたことです。リズ(エリザベスの愛称)は、一緒に行くはずだった友人の都合が悪くなり、一人では両親がいかせてくれないので、わたしに一緒に行ってほしいかったのでした。3日間か、1日のチケットにするか聞かれて、1日だけ行きました。今ほど英語が話せれば、3日行くのもよかったのでした。当時は自信がないので、いろいろなことを考えて楽しみたいけど、少しだけ~というような決断をしたものでした。

外国でのコンサートは初めてでした。初めてのイギリスで、野外コンサート会場で、あのデイビッド・ボウイーがわたしの目の前にheadliner(トリ)として立っているなんて、unbelievable(信じられません)でした。しかも、彼は舞台に出てきて、”Good evening! How are you?”と挨拶したのでした。なんて紳士だったのでしょうか。思えば、あれが初めて、ロック・ミュージシャンにclass(上品さ)を感じた日だったかもしれません。

セブへ移住してから、「日本人は英語を話せなくても、アメリカ式が世界の言葉であり、世界の常識だと思う人が多い」と早々に理解しました(後日談ですが、これは今も変わっていないようです)。さらに、フィリピンは、日本以上にアメリカが大好きな人が多いのでした。

    移住直後、わたしはアメリカ英語のスラングをたくさん使って通ぶっていたのでしたが、早々に、インターナショナルな共通語としての英語を話すように努力の方法を変えました。
    I used to use lots of American slang to pretend to know everything, but quickly changed my effort to speak English as the most common international language.


タイトルのRIPは、Rest in peaceの略で、「安らかにお眠りください」という意味です。有名人の訃報を、フェイスブックにシェアするとき、RIP (名前)とします。

    移住直後、わたしはアメリカ英語のスラングをたくさん使って通ぶっていたのでしたが、早々に、インターナショナルな共通語としての英語を話すように努力の方法を変えました。
    I used to use lots of American slang to pretend to know everything, but quickly changed my effort to speak English as the most common international language.

今も昔も、人は英会話のシャワーで英語を覚えたいと思うようです。わたしからのアドバイスは「自分の国の言葉では話せるわけですから、ご自身の人柄に合った英単語や表現を操れるようになるといいですね」。デイビッド・ボウイーのあの日の舞台あいさつのように、そして、日本にも言霊という言葉があるように自分のclassが伝わるのは話す言葉だと思うからです。

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