Roxanne The Police

Date

わたしと弟は、両親が離婚したときに母に引き取られることになりました。母はそういうドラマをもう一度繰り返して、わたしたちは東京都立川市に住むことになりました。立川は昭和30年代は赤線地域だったそうです。当時はもう平成に近い頃でしたが、母が赤線に住むことになったと嘆いていたのを覚えています。そして、わたしは年頃になりました。

毎晩赤い灯りがともる場所で、男の人に体を売る仕事のロクサーヌに恋をした男の人の歌です。この曲に出会ったとき自分はまだ10代でした。自分の身体の細胞一つ一つが全部反響するような思いがしました。そういう仕事をしたこともないのに、そういう仕事をしている女の人の気持ちが分かる、純情な男の人の恋心を素直に受け入れられない気持ちや、体の痛みまでわかる不思議な体験でした。

その後何年か経って、わたしに霊界からのメッセージを伝えてくれるという霊媒(ミディアム)の職業をしている人に出会いました。新約聖書に出てくる娼婦の女の人が出てきて、わたしに向かって「あなたはもう救われた」と言いました。わたしは「足を洗ってあげた人ともうすぐ会える」とも言いました。

その後さらに何年か経って、ある人と恋に落ちました。ソウルメイトとかそういう存在を探さなくなったのもその後でした。

わたしと弟を元赤線地区に連れて引っ越したのは母です。元赤線地区なのに、母は口にせずにはいられなかった。そして、そのせいでわたしはそういう仕事をしていた過去世を断片的に思い出しました。数年前、恋に落ちて、二人の幸せのためにできることをすべてしました。そしてわたしの「その関連」のカルマのインジケータがゼロに戻り、わたしは背負ったものがなくなって軽くなりました。だからわたしが今世で好きになった人は目的を持って現れたソウルメイトだったんだなと思います。

先日HULUで見たコメディ番組の中でポリスのリードシンガー・スティングがゲスト出演をしていました。ロクサーヌの曲がお知らせとなったカルマの清算が終わって、この曲のことを忘れてしまう前に、こういう形でメッセージをくれるのも面白いですね。

More
articles

優秀な通訳チームはどこにいる?

P社というフィンテック企業で働いていた頃のことを、しばしば思い出します。 数ある通訳の現場の中でも、あの時期が特別だったのは、「チーム」が素晴らしかったからです。

それでも逐次通訳が大切な理由

最近の通訳界にもAIの技術が押し寄せてきています。AI字幕、瞬間翻訳ガジェット。そしてカフェインが血管の中を流れているような同時通訳者。
そんな中でも、わたしは「逐次通訳」がまだ現場で求められている理由を感じます。たとえば商品設計の詳細を詰める会議では、発注側が設計側に説明するとき、通訳者の訳し方を確認しながら話を進めたいのではないでしょうか。そうして、逐次通訳の需要は存在し続けているのだと思うのです。

A社商談での現実体験

その日の通訳は、ドメイン外だった。テーマは A社と設計ツールの導入商談。 しかし設計の知識も、CADの実務経験もゼロ。
しかし、商談成立までたどり着けた。
繰り返し自分に言い聞かせていたのは、3つの「言霊」だった。