Self-help, incubation period

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セルフヘルプの金曜日。リッチダット・コーチングは、最初の6か月間同じコーチがついてくれます。わたしにはバーバラさんという年配の女性がついてくれました。

今から思えば最初の6か月間は、心の準備をする方に自分のエネルギーをほとんど使ってしまいました。新しいことに向かって歩み出す準備ができていなかったな~と思います。

「何かしたい…もっと良い方に向きたい!」と思ってもココロがついてこない…。

自分は理性でなく、物事や見かけた事象に特別な意味やサインを探してしまう。そればかりに気を取られてバランスがとれていない頃でした。人というのはそんなものなのでしょう。

頭ではこっちに行きたいと思っているけれど、そっちに行く行動を起こすためには「それだけのエネルギーが必要になる」ということの顕れなのだという証明でしょう。半年間、付き合ってくれたコーチのバーバラさんに今さらながら感謝を述べます。

半年が過ぎると、どのコーチと話しても良いということになります。なので新しいコーチ、若いコーチ、年配のコーチ等いろいろな人の知識が欲しいと思えば、毎回違う人の経験や価値観に触れることが出来ました。

わたしはアメリカとの時差の都合で上手くコーチと話せる時間が見つけられず、結局、電話でのアップデートができないことが何か月かあって、後半の方になってカルという外国人慣れしたコーチに指導を受けました。

英語が上手になってきて、こういう講習を受けるようになると、コーチの方も外国人慣れしていない人が出てきます。そのときのギクシャク感がなんとも言えません。しかし、香港やフィリピン等の様に、リッチダット・コーチングの現地法人が無い場合は、アメリカに講習を申し込んでアメリカ人の先生から講習を受けるしか方法がない国の人たちもいるわけで、そういう人たちは他にオプションがないから、やっぱり全力を尽くしている様でした。

今まで自分が外国人であった時から「日本という国のパスポートは大変良いパスポートだ、どこの国に行くにもほとんど何時もビザの申請は要らないし、良い国なんだな~」と思っていましたが、オプションが有り過ぎるとちょっとのチャレンジに対面したところで「やめようかな!?」という気持ちになるときがあります。

結局、悩む期間というのは多かれ少なかれ誰にでもあるわけで、それをくよくよするよりはインキュベーション・ピリオド「生育期間」と思って自分の人生が許すだけ悩むしかありません。

リッチダット・コーチングが与えてくれたチャレンジは、わたしの糧となっています。経験の与えてくれる素晴らしさに感動します。

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