The Last Emperor

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映画のテーマ曲として流れたこの曲。人の泣き声のような、風切り音にも聞こえるような楽器の音が甘くて切なくて、旅心を誘う曲でした。この楽器は二胡というそうです。

映画は1987年の作品で清朝最後の皇帝で満州国皇帝となった愛新覚羅溥儀の生涯を描いた映画でした。細かな内容は忘れてしまいましたが、当時はこの曲がヒットしたせいか、テレビでは二胡の演奏をしばしばみることができました。

わたしが見た二胡の奏者は流れるようなドレスをまとった中国の女性であることが多かったのでした。演奏するその姿は悲しんでいるような、あきらめているような、強いような、はかないような。初めて「ただいる女性の姿が美しいとはこういうことであったか」と思わせてくれた女性の姿でした。

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Work, Walk, Law, Low——わたし達の一音

発音の正確さは、通訳・翻訳の「見えない信頼」を支える技術です。AIのパイオニア、Babak Hodjat 氏のもとで働く世界トップクラスのエンジニアたちは、文脈や異なる言語体系(!)で互いを理解しています。わたしたちは通訳。一音の精度を上げ誤解を生まないよう、日々訓練を重ねています。

空のように、私のノートの取り方もかたちを変えていく。それでいいのです。

逐次通訳のためのノートテイキング

逐次通訳では、ノートテイキングが訳出を左右します。 端的に言って手元に文字起こしとか、原稿に近いものがあれば、それを読めば正確に訳出できるのです。一つひとつの言葉、数字、そしてニュアンスを話すスピードに合わせて書き留めるのは、匠の技です。今日は速記と抽象画のあいだのような芸術の話をしようと思います。