The Last Emperor

映画のテーマ曲として流れたこの曲。人の泣き声のような、風切り音にも聞こえるような楽器の音が甘くて切なくて、旅心を誘う曲でした。この楽器は二胡というそうです。

映画は1987年の作品で清朝最後の皇帝で満州国皇帝となった愛新覚羅溥儀の生涯を描いた映画でした。細かな内容は忘れてしまいましたが、当時はこの曲がヒットしたせいか、テレビでは二胡の演奏をしばしばみることができました。

わたしが見た二胡の奏者は流れるようなドレスをまとった中国の女性であることが多かったのでした。演奏するその姿は悲しんでいるような、あきらめているような、強いような、はかないような。初めて「ただいる女性の姿が美しいとはこういうことであったか」と思わせてくれた女性の姿でした。

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