自分を許します

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週末畑に行きますと、五感からいろいろな情報が入ってきます。すごいです。草取りをする手から地面の熱、草の根の張り方、目から景色、雑草、そこに暮らす虫、鼻から潮風、乾いた砂のにおい、体全体の動きの協調ができているとかできていないとか書ききれないほどのいろいろな情報が感じられます。パソコンの仕事や、Youtubeとは全然違う情報量が、色々な刺激として入ってきます。

畑仕事をしますと、当然ながら疲れます。疲れるって、体のエネルギーバランスが崩れることだなと思うのですよ。翌日は、チャクラクレンジングの呼吸法をしても、自分の体ながらじゃじゃ馬慣らしのようです。

そういう日には、普段から関わりたくない人の声を聞いただけで、目があっただけで、顔が「おええええ」と言っているような顔になってしまいます。

でもね、相手はわたしが普段から煙たがっていると知っています。だから、「おええええっ」となる自分の反応は、相手の望んだ通りの反応なのです。

顔が「おえええっ」となったとしても、顔の表情で、盗みや人殺しができるスーパーパワーがあるわけでもないし、全体的には、人としてそんなに道を外れたことはしていないのです。

昨日は畑でも頑張ったけど、家でも頑張って晩御飯も作りました。わたしの家族は受け入れてくれています。こんなわたしを受け入れてくれる家族と何人かの友人に感謝します。ありがとう。あなた達のおかげで、わたしはサンゴ礁に隠れて守られて暮らす、サカナのような気持ちです。

畑を満喫し、次の日疲れるのはいつものことですが、自然の中に出ていくのは素晴らしいことだと思います。いつもの生活しかしないと、いつもの体の部位しか使わないから、いつもの感覚しか刺激されません。それって、体もつまらないんだと思うのです。

I forgive myself for the willpower to experience and appreciate everything available

できる限り経験し、知ろうとする意志を持つ自分を自分で許しまーす。

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