「自分を許します」といってみてください

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人を許せるようになるから。

今日も、斎藤一人さんの「一日一語 斎藤一人三六五のメッセージ」が題材です。

このテーマで、舛岡はなゑさんが講演しているCDがあります。それをiPodにいれて通勤途中に聞いた日のことを、まだ覚えています。イヤホンから「はい、言ってみましょう。自分を許します」と聞こえてきましたが、その言葉はわたしの喉に引っかかって言えなかったんですよ。

その時、わたしは許せない人がいました。そのCDを聞いていた時に許せないと思っていた人は、「わたしが今いる場所と理想とする完璧な銀行員生活の間に、その人がいて邪魔をしている」と思っていた時期でした。

驚きました。許せないのはその人だと思っていたら、「自分を許します」が言えない。ええ???どういうこと?

今は当時に比べたら、かなり自分を許していますが、時折許せない自分が顔を出しますね。そんなときどうするの?一人さんもはなゑさんにもその答えがあります。「許せない自分を許します」って言うのです。

わたし達、選んで「許します」を実行していて、100%無条件で「許します」していないんですね。「自分は許せる、あの人は許せない」「この人は許せる、あの人は許せない」等々、たくさん条件を付けてしまっていました。

わたしは8年前に一目ぼれしました。まったく理由がわかりませんが、その人のそばにいたくて、離れられなくなりました。しかし、一緒に暮らし始めたら「ココは許せるけど、コッチは許せない」ことばっかりたくさん起きました。

一緒に暮らし始めて半年たったある朝、「今までお付き合いが半年続いたことがないのに、この人と一緒に暮らして半年経ったってことは、もしかして、この人わたしの理想のタイプ??」と言う笑っちゃう考えが頭をよぎりました。笑っちゃいますよ。前の晩は「何でこんな人に惚れちゃったんだろう。フィリピンから引っ越してくるような甲斐のある人だったんだろうか」って悩んで寝たんですよ。

その日から「自分を許します、パートナーを許します」が突然現実感を増しました。パートナーは許すがお父さんは、許さないとか、お姉さんは許さないとかやってましたけどね。だんだん、「自分を許します」はすなわち、「ぜーんぶ気になりませーん」につながる切符みたいなものらしく見えてきました。

わたしの調子?まあ、良いですよ。ラッキーになったし。

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