静岡茶のすすめ

フィリピンから帰国後、縁あって静岡に居を得たわたしは、必然と静岡産のお茶に一段と親しむことに。深入り茶からやんわりと出る、やわらかな甘さを舌の味蕾(みらい)が選り分けるほどに上達中。

よりおいしい茶葉を求め、好みの入れ方も研究すると、食後のティータイムもいっそう楽しめるわけ。熱湯を愛用の鉄瓶に移し、お湯呑に入れ替え道具全体を温める。少し待って鉄瓶に湯を戻すこと二回。夏場は三、四回と繰り返し温度を下げることも。加減を見計らって鉄瓶に茶葉を投入し待つこと百秒。茶越しをお湯呑にかけ、茶瓶の中で膨らんだ茶を揺らしつつ再びお湯呑へ。注ぐ湯気からほんのりと茶の渋みが伝わるまで戻しを繰り返す。

そうして調整したお茶の風味は絶妙で上等なのです。食後の一服。これも、今では大切な服用のひとつかな。

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Hibiscus

フィリピンでよく見かけるハイビスカスは、背の低い枝の細い株に、たくさんの花が付いたものです。朝に夜に、ダイビング、ハイキングやウォーキング、買い物の行き返り。食事に出かけたレストランやバーで、いつでもハイビスカスを見ます

自分への試験

美しい春の桜。山間に出かけると、ふと足を止められた。自然に花開き、満開の時期というものが訪れる。人生にも同じことが起きる。準備が整えばこそ、開花することができる。何もアクションを起こさなければ、それにふさわしいことが起き

ホーリーバジルとの出会い

千葉の叔母を久しぶりに訪ねた後、南の館山までドライブ。宿は千葉県最南端のユースホステル。のどかな景色といい、気候といい、南国ら しい佇みが漂う町並みで、プチ旅行の気分も最高潮に。 舘山には「布良」と書いて「めら」と読む地