内なる神様が「ダメ」って
言ってる合図だよ。
こんにちは、Tengudoです。詩人、ダイバー、フィリピンスペシャリスト、の何とかなっちゃう話にようこそ。今日も斎藤一人さんの「一日一語 斎藤一人三六六のメッセージ」にインスピレーションを得ました。
弟は、若いうちから家を出ていて、わたしもフィリピンにいたので長らく音信不通でした。わたしのほうには1)母の痴呆を知って、2)帰国を決めて帰国し、3)彼女に自活は無理だがわたしも同居は無理だとわかって、4)自分も仕事を見つけ引越しし、5)行政の助けを借りて、6)母の施設を探すという時間の流れがありました。6)の頃に弟が結婚が決まったと母に連絡をしてきました。それで再会しました。
弟の結婚はうれしいことでした。しかし、母の介護はしないといけません。施設でもイベントがあったり、健康診断があり、熱が出て病院に行かなければならないこともありました。やがて症状が進んで、自立型施設は無理だから、特養に移ってくださいと言われる日が来まして、探しても順番が回ってこない等々、相談したいことはいつもありました。弟は二言目に、お金がないといい、相談にもろくに乗ってくれませんでした。
結婚したばかりだから、
仕事が忙しいから、
子供ができたばかりだから、
子供が幼稚園に上がったから、
子供が小学校に上がったから。
弟は東京国立ですた丼のお店をやっています。コロナで客足が減って、電話をかけてきて、いつもの「弟節」を繰り出しました。わたしのせいで人生劣等感にまみれて生きてきたといいました。「もういい大人で、かわいい子供もいるんだから、俺はこんないい男になったが、コロナはつらいから助けてほしいと言えないか」と言いましたら、「そんな都合よく忘れるわけにはいかない」といいました。
わたしは天使みたいにかわかった弟のせいで、3歳にして陰に隠れた人生となり、劣等感にまみれて少女になり、女は顔じゃないぜと言って何十年、そして今の年代になりました。カチンと来ましたよ。それで、「お前には一銭もお金はやらん、遺言も作ってお前のとこには一銭もいかないようにしてやる」と言いました。「バーカ、バーカ」と10回ぐらい言ってやったと思います。これは長く嫌な気持ちが後を引きました。
イヤな気持ちが長く後を引くのは神さまの合図だそうですが、これも理解に順番が必要でした。
家族というのは、礼節をもってここまでという境界線を引くこともできないし、またその境界線を守らない人達ですね。それを侵して当然だと思っている人達です。Greg Daviesは、家族の自虐ギャグで売れてるコメディアンですが、なぜ彼のネタがそこまで笑えるのか、理解すればよかったですよ。そんな家族と付き合いきれなかったら、付き合わなきゃよかったんでした。それぞれ大人で、家も別々なんですから、ただ単に、付き合わなきゃいいんでした。
だから、もうやらないよ。その前に、なるべく言いたいことはためないよ。