まだまだ頭がよくなるよ。

Date

だって、そんなに使ってないもん。

こんにちは、Tengudoです。詩人、ダイバー、フィリピンスペシャリスト、の何とかなっちゃう話にようこそ。今日も斎藤一人さんの「一日一語 斎藤一人三六六のメッセージ」にインスピレーションを得ました。

毎日毎日あっついです。体調が悪いことを自律神経が乱れてるとか、コロナで自粛して運動不足とか、いろいろ考えていましたが、もともとこういう言葉がありました。「夏バテ」。わたしは夏バテしていたんでした。昨日、手作りお味噌の田中先生のところへ、甘酒と羅臼昆布を買いに行きましたら、朝ごはんにシジミ汁、晩御飯にトン汁を食べたらよくなったんだそうで、お勧めされました。どういう意味?と聞きましたら、体が冷えていたので味噌汁で体がほっとする感じがしたと言っていました。わたしはベジタリアンですから、どちらも作りませんが、みそ汁は作れるよ。食べてみたら変わりました。やっぱりテレビから出てくる言葉に惑わされ、自分の体の信号を読み間違えたりしますね。

先日、ダニー・ボイル監督のザ・ビーチという映画を見ました。主演はレオナルド・ディカプリオですが、もともとはユアン・マクレガーで企画されました。主演をディカプリオにして、ストーリーをアメリカベースに変えるという条件で、スポンサーからお金が出たそうでした。それをきっかけにして、その後何年間もダニーボイル監督とユアン・マクレガーさんは絶好状態になったのだそうです。そういう逸話を聞いてもう一度見返しました。

この映画が公開されたとき、わたしはフィリピンにいました。この映画がタイを舞台にしているので、わたしも含めたフィリピンチームは大変に反発したのでした。今年は2020年ですからね、もうそういう「心の鎧」はありません。そして純粋にダニー・ボイル監督が何を表現しようとしたのか、くみ取ろうとして観ると、わたしのような放浪者タイプの個性と無個性をテーマにした映画だと思えました。当時、日本人も含めて東洋人旅行者がほとんどいない東南アジアの観光地にヨーロッパの若者が集まって、将来のない生活を暮らすコミュニティ生活をスナップショットに収めた作品で、本当にわたしにとっては大切な意味を持った作品だなと思えました。

この映画の中ではサルというコミュニティ・リーダーが出てきます。いつも自分の日常を捨てて、新しい場所に出ていこうとするのは変な人です。宗教でも始めそうな理想主義で、口が立つ人です。そういう人と心を合わせて、やっていこうとする人達がいて、小さなコミュニティができると、そこには天然というか天才がやってきます。政治的なことを考えないで、趣味に没頭できる人がやってくるんです。

わたしはダイバーでも、どちらかというと「変な人」のカテゴリーした。数年たつとガイドとして魚の探し方ががすごいとか、水中写真のことばっかりやって全然飽きないらしい日本人がやってきました。天才は創始者に反発するんですけどね、あの時も今も。しかし、天才は自分でその「顧客ベース」は切り開けないんですよ。だからね、今のイライラも、腹立ちも、ケンカも、いつか笑えるようになるよ。

More
articles

空のように、私のノートの取り方もかたちを変えていく。それでいいのです。

逐次通訳のためのノートテイキング

逐次通訳では、ノートテイキングが訳出を左右します。 端的に言って手元に文字起こしとか、原稿に近いものがあれば、それを読めば正確に訳出できるのです。一つひとつの言葉、数字、そしてニュアンスを話すスピードに合わせて書き留めるのは、匠の技です。今日は速記と抽象画のあいだのような芸術の話をしようと思います。

優秀な通訳、溝をつないで次のステージへ

優秀な通訳チームはどこにいる?

P社というフィンテック企業で働いていた頃のことを、しばしば思い出します。 数ある通訳の現場の中でも、あの時期が特別だったのは、「優秀なチーム」を全員が作っていたからです。では、どうやって?

それでも逐次通訳が大切な理由

最近の通訳界にもAIの技術が押し寄せてきています。AI字幕、瞬間翻訳ガジェット。
そんな中でも、「逐次通訳」はまだ現場で求められていて、その理由を日々感じます。発注側が設計側に説明するとき、通訳者の訳し方と、その回答を確認しながら話を進めたいようなのです。会議の効率化のため、同時通訳を提案したいときもありますが、逐次通訳を続けている理由も、事情もあります。