Harvest and Gratitude

Date

Prosper!!と畑の話。
わたしたちは不耕起栽培をしたいのです。でもよく分からなくて一所懸命に耕してしまいました。秋撒きのダイコンが首を土から5、6センチ出させ、葉っぱを広げて収穫の準備が出来たことを教えてくれました。

わたしたちは殺虫剤を使わないので、ダイコンの葉っぱが食べられてしまって肝心なダイコンが育たなかったものもありますが、収穫の時期を無事に迎えることが出来ました。

真っ白なダイコン。食べ物の質としては陰でもなく陽でもなく中庸。わたしたちはベジタリアンでネギ類の持つ酵素が必要ないのでインドカレーを作るときにタマネギの代わりにダイコンを使います。甘みが出てとても美味しくなります。

畑にもっと有機の肥料を足してあげる必要があります。出来たダイコンもサイズとしてはそれほど大きくないのですが、生で食べてみると、とても美味しいものが出来ていました。

ダイコンの葉っぱには、チクチクが有ります。これを初めて体験したときにはとても驚きました。お味噌汁に入れると、独特の香りがしてとても美味しいのです。この堀りたてのダイコンをお味噌汁の具に使ってみました。甘くて瑞々しくて、本当に美味しいダイコンになりました。

わたしたちが「殺虫剤を使いたくない」と言っている理由、そもそもオーガニックの野菜が美味しいワケは「殺虫剤を使わないから」何も殺さないからなのです。そしてエネルギーがやさしいのです。また、GMOは虫が付かない様に、付いた虫が死んでしまう品種改良がなされていますので、できればそういうものも食べたくありません。殺すために生きる作物のエネルギーを考えると、ちょっと悲しくなります。

畑の収穫が豊かであるとは、人に分けてあげたい気持ちにさせられるものです。これからも有機肥料を作って土を良くしていけば、生産効率はもう少し上がるでしょう。そうして、うちで食べる分だけでなく、お友だちにあげる分が採れて、もっと上手くいったら、ご近所さんにあげる分も出来るかも知れない。

「立派なダイコンが出来ました」と報告して食べてもらいたい人は、当然ながら畑のことを教えてくれた人。秋田美人の様に真っ白なスベスベのダイコンを見ながら、ちょっと簡単には会えない所に住んでいる畑の師匠に、感謝の気持ちを風に乗せて飛ばしました。

More
articles

優秀な通訳チームはどこにいる?

P社というフィンテック企業で働いていた頃のことを、しばしば思い出します。 数ある通訳の現場の中でも、あの時期が特別だったのは、「チーム」が素晴らしかったからです。

それでも逐次通訳が大切な理由

最近の通訳界にもAIの技術が押し寄せてきています。AI字幕、瞬間翻訳ガジェット。そしてカフェインが血管の中を流れているような同時通訳者。
そんな中でも、わたしは「逐次通訳」がまだ現場で求められている理由を感じます。たとえば商品設計の詳細を詰める会議では、発注側が設計側に説明するとき、通訳者の訳し方を確認しながら話を進めたいのではないでしょうか。そうして、逐次通訳の需要は存在し続けているのだと思うのです。

A社商談での現実体験

その日の通訳は、ドメイン外だった。テーマは A社と設計ツールの導入商談。 しかし設計の知識も、CADの実務経験もゼロ。
しかし、商談成立までたどり着けた。
繰り返し自分に言い聞かせていたのは、3つの「言霊」だった。