静岡茶のすすめ

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フィリピンから帰国後、縁あって静岡に居を得たわたしは、必然と静岡産のお茶に一段と親しむことに。深入り茶からやんわりと出る、やわらかな甘さを舌の味蕾(みらい)が選り分けるほどに上達中。

よりおいしい茶葉を求め、好みの入れ方も研究すると、食後のティータイムもいっそう楽しめるわけ。熱湯を愛用の鉄瓶に移し、お湯呑に入れ替え道具全体を温める。少し待って鉄瓶に湯を戻すこと二回。夏場は三、四回と繰り返し温度を下げることも。加減を見計らって鉄瓶に茶葉を投入し待つこと百秒。茶越しをお湯呑にかけ、茶瓶の中で膨らんだ茶を揺らしつつ再びお湯呑へ。注ぐ湯気からほんのりと茶の渋みが伝わるまで戻しを繰り返す。

そうして調整したお茶の風味は絶妙で上等なのです。食後の一服。これも、今では大切な服用のひとつかな。

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Work, Walk, Law, Low——わたし達の一音

発音の正確さは、通訳・翻訳の「見えない信頼」を支える技術です。AIのパイオニア、Babak Hodjat 氏のもとで働く世界トップクラスのエンジニアたちは、文脈や異なる言語体系(!)で互いを理解しています。わたしたちは通訳。一音の精度を上げ誤解を生まないよう、日々訓練を重ねています。

空のように、私のノートの取り方もかたちを変えていく。それでいいのです。

逐次通訳のためのノートテイキング

逐次通訳では、ノートテイキングが訳出を左右します。 端的に言って手元に文字起こしとか、原稿に近いものがあれば、それを読めば正確に訳出できるのです。一つひとつの言葉、数字、そしてニュアンスを話すスピードに合わせて書き留めるのは、匠の技です。今日は速記と抽象画のあいだのような芸術の話をしようと思います。

優秀な通訳、溝をつないで次のステージへ

優秀な通訳チームはどこにいる?

P社というフィンテック企業で働いていた頃のことを、しばしば思い出します。 数ある通訳の現場の中でも、あの時期が特別だったのは、「優秀なチーム」を全員が作っていたからです。では、どうやって?